黒本丸を引き継いだ審神者ちゃん�� ページ37
会ってみたいと思ったのは本音だけれど
「あら？」
もしかしたらAちゃん伝説を聞きすぎたのかもしれない
「あらら？」
「おねぃちゃ、だぁれ？」
「えっと…Aちゃん、かな？」
足元に女の子が…Aちゃんが居た
乱に写真を見せてもらったばかりだから間違える筈はない、はず
「…ふしんしゃ…？」
「違う！！確かに初対面だけど！！だれ！？そんなこと教えたのは！！」
「はしぇべ」
「長谷部か」
「ふしんしゃはついていっちゃだめなんだよ？はしぇべがとんでくるゆった」
……悪寒が走ったのは気のせいだろう
「Aちゃんは１人？誰か付き添いは…」
「つる！！つるときたよ！いま、おかいもの」
「そっかぁ！おかいものかぁ」
うん、夢でも、可愛い
つるとは鶴丸国永かな？見当たらないけど
「お姉ちゃん寂しいな…」
「？？」
「迷子になって一人なの」
「まいご！！あなや！！」
「あー寂しい寂しい…Aちゃんお姉ちゃんと遊んでくれない？」
「あそぶ！！まいごはたいへん！！つるもたいへんっ」
ちょろいぞ
迷子なのはAちゃんでは？
子供特有の私は迷子じゃない！ってやつかな
どっちでも可愛いからどっちでもいいわ
(あのキョロキョロしている鶴丸国永がもしかしてそうなのか…)
甘いものでも食べて待ってようかな
夢だし
「おたんこっ！」
「おたんこ…気をつけて食べるんだよ？」
「うん！Aね、おたんこすきっ」
「ホント？喜んで貰えて嬉しいなぁ」
「ひひっ」
Aちゃんはリスのようにたべる
お口をパンパンに膨らませて良く噛んでいた
食べ終わるまで無言だったけれど、しゃべりだすとずっーと彼らの話をしていた
「A！！」
「つるーっ。まいごっ」
「迷子は君だぞ！？ったく、お団子まで貰っちゃてるじゃないか…」
「つるもたべる？はんぶんこ」
「それは君が言うことではないなぁ」
やはりあのキョロキョロしていたのがAちゃんの鶴丸国永だったようだ
「どうぞどうぞ。Aちゃんにあげたのでどうぞ食べてあげてくださいな」
「あぁ。手間を取らせたようだな…すまない」
苦笑している鶴丸とにこにこなAちゃん
どうやら鶴丸国永は苦労人らしい
「おねぃちゃん！またねっ」
「はーい！またねぇ」
「世話になったな。ありがとう」
「いえ、楽しい時間を頂きました」
可愛さに振り回されてるのが良くわかる
.
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夢ぽてと(プロフ) - 清藤〇さん» コメントありがとうございます！亀更新ですが、頑張ります！ (2019年11月3日 15時) (
レス) id: dc72360ccd (このIDを非表示/違反報告)
清藤〇(プロフ) - 定期的に読み返すほど好きな作品です...久しぶりに更新されていて歓喜でした。体調にお気をつけてこれからも更新待ってます！ (2019年10月31日 22時) (レス) id: 71409fbe97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢ぽてと | 作成日時：2018年11月8日 15時
