空回りしちゃってますよ今井さん。

舞い降りた ページ5

はぁ、なんで俺は男子校なんかに行ってしまったんだぁぁぁぁ！！！！！！


おかげで、街に溢れるカップルとは反比例するように俺のそばには女の子がいない



いるのは谷川だけ



というか、今では谷川さえいないじゃないか！


家の用事がどうとかで珍しく1人



今井『はぁ、』


なんて歩いてたら




理子『あら、今井さん』


今井『理子さぁーん！と、三橋ぃぃぃぃ』


三橋『よぉ』


今井『なんでお前なんかが理子さんと歩いてんだよ』


三橋『あれれれれれぇぇ？今井くぅーんはおひとりさまぁですぅかぁ〜？』


腹立つこいつ、


今井『んなわけねぇだろ！ただ、今日は、たまたまだ！』



三橋『ふぅーん ほら、理子行くぞ』


理子『そうね三ちゃん！じゃあ、今井さんさようなら』


今井『さようなら！理子さん！』





はぁ、この時俺落ち込みすぎてたみたいで、



道端に座り込んでしまっていたらしい



そしたら



“ 大丈夫ですか？ ”


という、かわいらしい声とともに


花の香りがふわっと俺に舞った

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