Polaris. -BOYS PLANET-

・ ページ29

なんか、目がさめちゃって、
スマホを見たら深夜2時だった。
なんとなくすぐ寝れなくて、
気晴らしに外散歩しようかなって思って、
ハルトを起こさないように、ダウンをもって廊下に出た。

暗くて静かだから、何となく怖い感じもする
でも、暗い廊下を抜けて、外に出ると
空気がすごく澄んでて、
なんかすごく綺麗だった。

星もすごく綺麗で、手を伸ばしたら取れそう
なんて思いながら

空に手を伸ばしてみる、

「届くわけないか、笑」


“A？”


って、私しかいないはずなのに声をかけられて、
後ろを振り返ったら


「オッパ？」


ハオオッパがいた

ハオ『こんなに夜遅くにどうしたの？』

「なんか、目さめちゃって、外に散歩でもと思って」

ハオ『そんな、パジャマで外でたら風邪ひいちゃうよ？』

「ダウン着てますよ？」

ハオ『女の子一人じゃ危ないでしょ？』

「大丈夫ですよ笑」
「私そこら辺の女の子を守れるパワーあります！笑」

ハオ『あー、Aヤー笑』
『オッパは心配だよ〜、』

「？？？」

ハオ『そんなきょとんとして笑』
『まぁ、僕ができる限り近くにいるよ笑』

「オッパがいてくれるなら心強いです！」

ハオ『意味わかって言ってる？笑』
『まぁいいけど、それより何してたの？』
『こうやって、手伸ばして』

「あー、笑」
「見られちゃってました？笑」

ハオ『うん笑』

「すごく、星が綺麗だったので、」
「なんか、届きそうで、手を、、照」

ハオ『あー、キヨウォ〜笑笑』

「オッパ〜、笑わないでくださいよ〜照」
「自分でもばかだと思いますもん、」
「見られてると思ってなくて、、」

ハオ『笑笑』
『じゃあ、オッパが星を取ってあげよう笑』


「え？」

ハオ『見てて？』

そう言って、空に手を伸ばすオッパ

「オッパ、いくらなんでも、背の高いオッパでも届きませんよ？」


ハオ『まぁまぁ見てなさい笑』

そう言って、手を伸ばして何かを掴む素振りをするオッパ

ハオ『じゃじゃーん』

そんな可愛い効果音と共に開いたオッパの手にはスターの形のピアスが、

「わぁ、スター？」

ハオ『ね？星取れたでしょ？笑』

「オッパ〜、ロマンチックですね」
「すごい、なんで？どうやって？」
「マジック？」

ハオ『こうやって、空に手を伸ばして掴んだだけだよ？笑』

「オッパ〜からかってますよね？笑」

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す