Polaris. -BOYS PLANET-

・ ページ22

「おまたせ」

急いで走ったのか少し息が上がってるヌナ

ユジン『そんなに急いで走らなくても僕はいなくなりませんよ？笑』

「ユジナ1人にするの可哀想だから早く戻らなきゃと思ってね」

ユジン『また赤ちゃん扱い』

「ごめんごめん」
「はい、これ」

ユジン『なんです？』

「これ日本の美味しいお菓子これ食べて元気だして」
「Kグループの初めてのおともだち記念笑」

ユジン『Kの人と喋ってないですか？』

「なんかねタイミングが無くて笑」
「だからユジナが1人目〜」
「あとこれ、体調悪そうだったからこのお菓子食べてからこのお薬飲んで！少し良くなると思うよ」

ユジン『え』

「体調悪いんでしょ？」
「でも、時間無駄にしたくて練習してた」
「わかるよー、その気持ち」
「だから、一旦これ飲んでみて、もし飲んでも治らなかったらちゃんと医務室に行くこと」

ユジン『なんで？』

「なんでってなにが？」

ユジン『わかるの？』

「そりゃあわかりますよ笑」
「顔に書いてあるもん」

こことここにって、僕のおでことほっぺをつんつんするヌナ


ユジン『くすぐったい笑』

「ごめんごめん笑」
「でも、焦ってるんだよねユジナは」

ユジン『なんでも分かるんですね』

「私も昔はそうだったもん」

ユジン『え？ヌナが？』

「当たり前じゃん！昔から振り覚えが早かったわけじゃないし、歌もすぐ歌えたわけじゃない」

ユジン『ほんとに？』

「ほんとだよ笑」
「めちゃめちゃ怒られてたし」

ユジン『ヌナが？』

「めちゃめちゃ怒られて、めちゃくちゃ泣いて、最初韓国語もよくわかんないしすぐ日本に帰りたいって言ってた笑」
「でも、1人の先輩がずっと私の事心配してくれてて、見てくれててその人が見てくれてるんだって思ったらここまで来てた笑」

ユジン『そうだったんですね』

「まぁユジンには沢山見てくれてるヒョンがいるから大丈夫かもしれないけど、私もユジンが頑張ってるの見てるから」
「焦っちゃうのはしょうがない、でも、ユジナは頑張ってるよ」
「だから、いつか結果がついてくるから、大丈夫」

ユジン『ヌナいま僕泣きそうだよ』

「えー、待ってごめん、泣かないで」
「ユジナー、、笑って〜」

ユジン『はい笑』

「あー、良かった笑」
「ユジナを泣かせたってウェイファのみんなに知られたら怒られるもん絶対」
「まぁでも辛い時は泣いていいからね、ヌナがついてるよ！」

ユジン『ありがとうございます笑』

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す