08:avoid ページ8
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今日はレコーディングがあり、順調に進んでいた。15時くらいには現場を淳太くんに任せて私は営業周りに行くつもりだ。
今は流星が録っていて、新曲はカッコイイ系の曲だから、低くて響く流星の声がぴったりあう。
後ろからトントンと肩を叩かれて振り向くと、次にレコーディング予定の望がいた。
望「今日夜暇？」
貴「あー、今日はもうすぐしたら営業行って、そのあと予定あるんだ」
望「そっかー。残念やなぁ」
元からぷくぷくしてるほっぺたを膨らまして、あからさまに拗ねる望。
スタッフさんの目を盗んで望が手を繋いできた。
無意識だった
貴方「______っ！！」
望「A…？」
望が驚きと悲しみを織り交ぜた顔をして、私を見つめる。
自分でもびっくりしている。
反射的に私は、望の手を振り払っていた。
後ろから抱きしめられるのも
普通に話すのも平気だったのに
手をつながれた瞬間、望の苦しそうに泣く顔が脳裏に焼き付いて離れなくなってしまった。
貴「望、ごめ……」
望「……」
私が謝りきる前に望はどこかに行ってしまった。
やってしまった。
今追いかけても、私も上手く話せないし、望も聞く耳をもってくれないだろう。
後で謝ろう。そう思って、少し時間は早いけど時期に戻ってくる望と鉢合わせないように、営業に出かけた。
＿＿＿＿＿＿＿
「検討はさせていただきます」
貴「ぜひ、よろしくお願い致します！！」
深く頭を下げてから、部屋を出る。
あんまりいい反応ではなかったな。今回も見送られちゃうのかな。
こんなに魅力的なのに、私のアピールの仕方で個性をつぶしてしまっているのかもしれない
悔しい。
みんなの役に立ちたいのに、
みんなにもっと活動の場所を与えてあげたいのに
貴「上手くいかないなぁ…」
ケータイを開くと、淳太くんから連絡がきていた。
淳太レコーディング終わったで。
淳太みんな頑張ってたし、出来上がり楽しみにしとってな(^^)
Aお疲れ様!楽しみにしてるね!
みんなも頑張ってる。
私も頑張らなきゃな、色々と。
落ち込んで暗い顔してるであろう自分の頬を叩いて、気分転換に
近くにある自販機で飲み物を買おうとしたとき、あれがないことに気づいた。
やばい
……財布がない。
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神山のん(プロフ) - セイアさん» リクエストにこたえていただきありがとうございました！最高でした！これからも無理だけはせず頑張ってください！ (2019年4月8日 0時) (
レス) id: 75eaf3375c (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - ぎゅんさん» いつもありがとうございます。移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - さっつんさん» リクエストありがとうございました。神ちゃんのリクエストがあったので、そちらと併せて書かせていただきました。これからも頑張ります。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - はまみさん» リクエストありがとうございました。物語の設定上、可愛めの嫉妬になってしまいました泣すみません… (2019年4月7日 21時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - 神山のんさん» リクエストありがとうございました。期待に応えられているかは分かりませんが…。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セイア | 作成日時：2019年2月19日 3時
