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望「そばにおって欲しい」
いつも寂しがり屋な望。
風邪でしんどい時に1人なのに慣れてないんだろう
私は弱ってる望を放っておくことはできず手を握った。
貴「分かった。そばにいるよ。」
そう言うと望は安心したのか、すぐ眠りについた。
暗い部屋の中、熱で眠っていても苦しそうな望の頭をそっと撫でる。
望「A…」
貴「ん。どした望。」
そう話しかけたのに望の返事はない。熱でうなされてるのかな…、起きたわけではなさそう。
望「俺を置いていかんで……」
そう言った望は、涙を流していた。
悪い夢でも見てるのかもしれない。
胸が傷んだ。
望の好意には気づいてる。
望は、言葉にして伝えてくれる。
好きやって、そばにいたいって
真っ直ぐに私を見据えて伝えてくれる。
でも、私はそんな望の真剣な想いさえも
気づかぬふりをし続けている。
私はジャニーズWESTのマネージャーで
キスも体も許すのは仕事だから。
そういう約束だから。
そう言い聞かせてなきゃ。
大好きなみんなといるためには
望の好意を気付かないふりをし続けるしかない。
貴「…ごめんね」
なにも失う覚悟のない私でごめんね。
望の手をそっと離し、きちんと寝てることを確認してから家をあとにした。
心臓がドクドクと嫌に波打つ。
運転しながら視界が涙で歪む。
その時私の頭の中では、社長の言葉が反芻していた。
『メンバーと恋愛関係になってはいけないよ。』
最初は余裕だって思ってた
好きになったとしても
好きになられたとしても
自分を保てる自信があった
『付き合うようなことがあれば辞めてもらう』
そんなの当たり前じゃんって思ってた。
もし告白されるような事があっても振ればいいじゃんって、簡単に考えてた
でもそうじゃない。
『告白されても、何事もなかったかのように接するんだよ？人は想い人を追いかけてる時が1番魅力的だからね』
なんとも横暴な持論
『YouがYESから逃れられるのは、告白された時だけだよ』
私に選択肢はない
YESもNoも、答えを出してあげることはできない。
望…可哀想だよ。
こんな私を好きだなんて、あまりに可哀想だ。
私は望の本当の願いは
絶対に叶えてあげることはできない。
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神山のん(プロフ) - セイアさん» リクエストにこたえていただきありがとうございました！最高でした！これからも無理だけはせず頑張ってください！ (2019年4月8日 0時) (
レス) id: 75eaf3375c (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - ぎゅんさん» いつもありがとうございます。移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - さっつんさん» リクエストありがとうございました。神ちゃんのリクエストがあったので、そちらと併せて書かせていただきました。これからも頑張ります。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - はまみさん» リクエストありがとうございました。物語の設定上、可愛めの嫉妬になってしまいました泣すみません… (2019年4月7日 21時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - 神山のんさん» リクエストありがとうございました。期待に応えられているかは分かりませんが…。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セイア | 作成日時：2019年2月19日 3時
