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貴方side
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望が泣いていた。
苦しそうに、辛そうに、悔しそうに。望は私を好きだと言いながら泣いていた。
車の中で、私は何度も望に抱かれた。
狭い車内で感じる望の熱はすごく切なくて仕方がなかった。
望の気持ちはきっと本物だ。
私の事を本気で好きでいてくれている。
だからこそ望は泣いていた。
私は7人の物であり。望まれれば体だってこうして差し出す。
大きな体を丸めながらうなだれている望の柔らかい髪を撫でる。
きっと、複雑な気持ちでいっぱいいっぱいなんだと思う。
貴「望…ごめんね。」
望「Aのせいやない」
私を抱きしめる彼の腕はさっきのような激しさはなく、包み込むような優しさだった。
私の存在を確かめるかのように、腕に力を込めていく。
望「はぁー」
貴「望？」
強く抱き締めたかと思えば、望は私を離し、深呼吸した。
望に脱がされた服を望が拾い、私に着せてくれる。
望「……風邪ひく」
貴「そんなの、望もじゃん。」
望「ごめん、こんなとこで。最低やな俺」
貴「望は最低なんかじゃないよ」
望「ありがとうな」
そう言うと望は自分の服を着て、車を降りた。
貴「え、家まで送ってくのに」
望「タクシー拾うからええ。ちょっと風にあたりながら帰ろかなぁって。」
貴「ん、わかった。明日の朝迎えに行くね」
望はまた、どこか寂しそうに笑い私の頭を撫でてから車のドアを閉めた。
望の姿が見えなくなってから発車しようと思ったのに、望が外からジェスチャーと口パクで「早く帰れ」って合図するから軽くクラクションを鳴らして駐車場を後にした。
望がいなくなった車内で、なんだか無性に泣きたくなった。
私はきっとこれからも、望を傷つけつづける。
今も望は泣いているのかもしれない。
望は私よりももっと傷つく。
決めた。私は望の前では泣かない。
この痛みは、背負わなきゃ。
だって、この痛みは望を傷つけた罰なんだから。
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青，桃寄り虹色ジャス民 - 嫌だ嫌だ〜！面白すぎて嫌だ〜！←(笑)本当、セイアさん天才です。( ☆∀☆) (2019年2月20日 20時) (
レス) id: eca35ec988 (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - リンリンさん» 嬉しいです！ありがとうございます(^ ^)頑張りますね！ (2019年2月18日 2時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン - この小説おもしろいので更新お願いします！ (2019年2月16日 18時) (レス) id: eaceb60601 (このIDを非表示/違反報告)
セイア(プロフ) - ぴーちぃさん» ありがとうございます！神ちゃんのSが描きたいのに中々難しくて苦戦中です(;_;)更新頑張ります！ (2019年2月16日 8時) (レス) id: dbc3e4a0c1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちぃ(プロフ) - 神ちゃんのSはレア！更新楽しみにしてます！ (2019年2月15日 10時) (レス) id: 1a39a279d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セイア | 作成日時：2019年2月7日 19時
