今日、好きになりました。【THE RAMPAGE】

スイーツ ページ26

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釣り開始から1時間後



まだ1匹も釣れず



井上 『まじかよ。おい、おいおい。』



3人の退屈そうな顔が映し出される。



井上 『おい、誰も楽しそうちゃうやんけ。』



里沙 「…釣れない」
遥 「一匹でもいいから釣りたいよね。」


2人が苦笑いしながら話していると、


北人 「あれ、釣れた。」


北人が静かに赤い魚を釣った。



井上 『おい、変な釣り方するなって！』



遥 「おー！笑」
里沙 「真っ赤だね。」
北人 「なんの魚？」
「ハタです。」
里沙 「へー、美味しそう。」


3人は北人を真ん中にし、真っ赤なハタと写真を撮った。


北人 「よし、次スイーツ行こう」
遥 「めっちゃ楽しみ！」
里沙 「テンション上げてこう笑」



井上 『え、もう終わり？！』

Niki 『まあでも1時間頑張りましたよ笑』





オレンジ色の屋根と"Cafe'670"と書かれた看板。


里沙 「スイーツ楽しみ。」
北人 「やっとだね。」
遥 「早く食べたい！」


店内に入ると、オシャレで落ち着いた時間が流れていた。


3人はスムージーを頼み、カウンターで受け取って席に着いた。


遥 「美味しい〜」
里沙 「染みるね。」
北人 「うま、ストロベリー美味しい。」


それぞれが自分のスムージーを美味しそうに堪能する。


北人 「そう言えばチーム分けどうだった？」
遥 「良かったかな。」
北人 「俺も。」
里沙 「うんー…」
北人 「里沙ちゃんあっちが良かった？」
里沙 「まあ気になる人あっちにいるから…不安」
遥 「二人とも？」
里沙 「そうなの……。だからさっきから気になってしょうがない。」


里沙は何か考えこみながらストローでスムージーをかき混ぜた。


北人 「里沙ちゃん話さない？」
里沙 「ん？ああいいよ。」


北人が立ち上がると里沙は遥に行ってくるね、と一言声をかけて北人の後を追い、遥はスムージーを飲みながら2人を見送った。





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