セーラームーン太陽の戦士2 (ページ48)

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98話ページ48

次の日の朝、あかりの家にはまことと亜美が迎えに来た。

あかり「どうしたの？？」
亜美「みんなで話して、うさぎちゃんとあかりちゃんが敵に狙われてるからなるべく一緒にいようってことになったのよ。」
まこと「何かあったら必ず私達が守ってやるさ！」
あかり「うさぎのとこには美奈子ちゃんとレイちゃんがいるってこと？」
亜美「そうよ。レイちゃんも学校まで送るって言ってたわ。」
あかり「良かった…。2人とも、わざわざありがとう。」

あかりはうさぎのことを心配しつつ、2人にお礼を言う。

でも本当はあまり嬉しくなかった。

もし自分のせいで仲間を失ったりしたらと思うと１人でいたかった。

しかし、自分の気持ちを押し付けて、みんなを悲しませるのも嫌だった。

まこと「なーに、あかりちゃんもうさぎちゃんも私達にとって大事な仲間なんだから当たり前だよ！」

そう言いながらまことはあかりの頭をポンポンした。

学校につくと亜美がうさぎとあかりに護身グッ
ズを渡す。

うさぎ「なにこれ」
亜美「警棒、催涙スプレー、火川神社のお守り。護身用に持ってて欲しいの。」
あかり「どっから持ってきたの…？」
うさぎ「この笛は？」

うさぎはピンクの笛を手に取る。

亜美「あ、それは」

うさぎは思いっきり笛を吹いた。

するとレイが砂ぼこりをたてながら教室に飛び込んできた。

レイ「よんだ！？呼んだわよね！」
あかり「えっレイちゃん！！？」

その後、体育が始まると美奈子とまことはうさぎとあかりを挟むように体操をする。

あかり「あのぉー…」
うさぎ「気持ちは、ありがたーいけどさ、ちょっと大げさすぎだと思うよ」
まこと「もし持って事があるだろ」

うさぎがトイレに入るときにはあかりも連れられて、皆はトイレの前で見張っている。

うさぎ「でも、みんなにだって迷惑かかると思うよー」

お昼休み

亜「とにかく、うさぎちゃんとあかりちゃんは一人にならない方がいいと思うのよ」
美奈子「そうよ、こうしている間にだって。同じ学校の生徒のフリして！紛れ込んできてるかも知れないんだから！」

美奈子は生徒に紛れて学校にいるティンにゃんこを指差しながら言う。

にゃんこ「ぎく！」