セーラームーン太陽の戦士2 (ページ44)

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94話ページ44

ファイター「火球…プリンセス！」
ヒーラー「よく…ご無事で！」
メイカー「私たち…この時をどれ程待ち望んでいたことか…！」

スリーライツの3人は跪き涙を流しながら言う。

あかり「…。」

あかりも泣いている。

火球「サラ…あなたも無事で安心しました…」
あかり「うん…」
火球「心配かけましたね、スターライツ。ですが、私には大切な使命があったのです」
ファイター「使命？」

火球はちびちびの方を向く。

火球「ちびちびちゃん、どうもありがとう、セーラームーン、ずっと見せていただいていました。あなた方のこと。その香炉の中から」
ムーン「え…？」
火球「お話ししましょう。遙か昔から銀河を舞台に繰り広げられてきた、セーラーウォーズのことを。」
マーズ「セーラーウォーズ？」

火球「セーラー戦士とは、星々の生まれ変わり。そして、銀河創世の昔から、平和を脅かす者と戦い続けてきたのです。」
火球「銀河の邪悪の根源、混沌。最強にして伝説のセーラー戦士が、倒し、封じ込めたのです。しかし、遙かな時を経て今、混沌はふたたび銀河に現れました。」
火球「ギャラクシアは、スターシードをことごとく奪い、全銀河をふたたび混沌の渦に包み込もうとしています。でも、まだのぞみはあります。伝説の戦士が残した、希望の光さえあれば…」

ムーン「希望の、光…」

火球「私がこの星をひそかに訪れたのも、その力を見つけるためだったのです。」
ヒーラー「そんなもの、必要ありません！あなさえご無事なら、私たちの星を取り戻すことなどたやすいことです！」
あかり「ヒーラー…」
メイカー「もどりましょう、私たちの星に！」

火球は首を振る。

火球「希望の光が見つからない限り、混沌を封じ込めることは出来ません。」
あかり「そんな…。」
火球「お願いですセーラームーン。どうか力を貸して下さい。私と一緒に、希望の光をさがしてください。」
あかり「うさぎ…！」

あかりも目で訴える。

うさぎ「うん…」