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side YELLOW
元々、料理をするのも食べるのも好きな方なはずだけど、今の北斗にとっては、薬を飲むための捕食でしかないのかもしれない。
｢…こーち…ごめん。も、ムリだわ｣
お粥は3分の1程度で手を止めてしまった北斗。
｢謝らなくていいよ。
ちょっと時間遅めだけど…まぁ飲まないよりいいでしょ｣
とにかく、薬を飲ませて、冷蔵庫に冷やしてあった冷却シートを貼ってやる。
時刻は9時45分。
もしかしたら昼の薬飲むまでに時間開けないといけなくなるかもしれないけど。
ジェシーが北斗をブランケットでグルグル巻にして、支えながら歩く。
俺は北斗の愛用リュックを持って、中に保険証とお薬手帳が入っているのを確認し、鍵を閉めた。
後部座席に2人を乗せて出発。
｢…ﾊｧ…ﾊｧ……ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ｣
ジェシーに背中をさすられ、膝枕状態で、時折咳き込む北斗をバックミラー越しに見ながらハンドルを握る。
｢…ジェシー、病院、連絡した方がいいかも。
危なっかしくて一人で歩かせらんないわ。
なんか変な感染症とかだったりしてもいけないし｣
｢分かった｣
ジェシーはポッケからスマホを取り出して、前に聞いていた北斗の担当医の先生に直接繋がる番号で電話をしてくれたようだ。
YouTube企画ではあんな感じだけど、いざと言う時、ジェシーは流暢に電話応対もできるんだなと思うと、少し面白くて、癒される。
｢裏口で車椅子用意して待っててくれるみたい。
すぐ診てくれるらしいよ｣
｢だってよ、北斗！それまでもう少し頑張れ｣
少し大きめの声を出すと、バックミラー越しに頷くのが見えた。
ギュッとジェシーの足を握って、まるで女の子だよ。それ(笑)
そんな姿を見ると、よく一人で頑張ってたなと思う反面、頼って欲しかった部分と助けたかった部分と、色んな感情が入り交じる。
今日、何とか治療しながらでも、東京で仕事できないか、先生に聞こうと思っていたけど、こんな姿見たら何も言えないじゃん…
俺は運転しながらそんなことを考えていた。
________________________
作者です。
調べるJを見ながら思いました。
この話、少し前から書いてたんで、週1であんな番組の収録がある前提じゃないんですね。
本当はSixTONESって結構忙しいのでは…
全員でソロってオフなんて最近あんまり無いのかな〜なんて。
まぁそこらへん気にしないでくださいね。
宜しければ評価、コメントなどなどお待ちしております。
2019/07/20
あーちゃん
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あーちゃん(プロフ) - きいなさん» コメントありがとうございます！ご愛読嬉しいです(><)ホントここからは北斗くん苦しめちゃうので、中々更新に悩みがついてきますが、何とか頑張ってみます！気長にお待ちください！ (2019年8月16日 13時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
きいな(プロフ) - 面白い！と言ってはいけない内容な気がしますが、楽しく読ませていただいています。無理のないペースで書き進めてください。楽しみにしてます(^^) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 0c41f161d1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 梨朝さん» 御返事遅くなりすみません！お待たせしましたが、物語的には新章突入です。SixTONESにとって、北斗くんにとって、ベストな決断であったかどうか。これからその答え合わせです。お楽しみに！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
梨朝(プロフ) - ドラマのことを考えて泣いてしまいました…涙 これから北斗くんはどうなってくんでしょう。楽しみにしてます！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: e1ee29d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あーちゃんさん» 丁寧なレス、ありがとうございます！完結まで頑張ってください！読んでいきますので！これからの展開、楽しみにしてます！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 0abd04aca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年7月15日 7時
