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side RED
移植の日まであと4日。
移植前治療は1週間だがら、今日は折り返し地点。
事前に電話していたから、廊下で北斗のお母さんが待っていた。
あの日はホントにずっと、嬉しそうに泣いていらっしゃったから、気にかけていたけれど、今日は違う。
｢わざわざ舞台があったのに来てくれてありがとう。中に入る前に…少し話せるかしら？｣
少しやつれた顔で、目の下にはクマを作っている。
廊下にはフリースペースもあるんだけど、わざわざ面談室を用意してもらっていたようで、さすが北斗のお母さん。気遣いのできる方だ。
｢北斗の様子はどうですか？｣
樹が聞くと、少し微笑む。
｢うん、今は、1時間の放射線治療の時間。
朝一番と、夕方のこの時間に1日2回あるんだけど、これは今日から三日間連続で、それでおしまい。｣
｢だから今朝は電話なかったんだ｣
ただ単純に体調が悪かったかと思っていたけど、北斗のお母さんは高地の言葉に頷いた。
｢朝は比較的体調も良くて、皆の顔が見たいから。って、電話してるでしょ。
…電話している間、抗がん剤を投与してるの。
投与している間はいつ来るかわからない副作用を待つだけだから、きっとあの子、怖いのね。
だから、皆が笑わせてくれて、本当に助かってると思うわ｣
みんな静かに頷いた。
日に日に痩せてるのは分かってた。
｢やっぱり、副作用かなり強いですか｣
｢…電話を切ると、途端に下り坂なの。
吐き気はもちろんなんだろうけど、口内炎が辛いみたいで、昨日は１食も口にできてないし…
元々こっち来てから、あんまり食べれてないの。
そう言えば、とろろ蕎麦はあの日よく食べてたけどね｣
クスクスと笑うお母さん。
｢吐き気止めも投与して貰ってるけど、気休め程度なのか、吐くものがないのに、ひたすら夜は苦しそうにしてる。
それから、北斗の場合、頭痛もかなり酷くて、余計に吐き気が誘発されるみたい。
皆が夜掛けてくれる電話も気付いてはいるんだけど、私もずっと北斗の側から離れられなくて、出られなくてごめんなさいね｣
｢いえいえ、そんな…俺らこそ、すみません、！知らなくて。大変な時に電話しちゃって｣
大我が少し頭を下げる。
｢うぅん、いいのいいの。むしろ逆。ありがとう。
北斗ね。�犧Ｆ�も無事に終わったな�瓩辰道�計見ながら必ずそう呟くの。
それでやっと安心するのか、すぐに眠りにつくから。まぁスグ吐き気で起きちゃうんだけどね…｣
お母さんは苦笑いで少し遠くを見つめた。
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あーちゃん(プロフ) - きいなさん» コメントありがとうございます！ご愛読嬉しいです(><)ホントここからは北斗くん苦しめちゃうので、中々更新に悩みがついてきますが、何とか頑張ってみます！気長にお待ちください！ (2019年8月16日 13時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
きいな(プロフ) - 面白い！と言ってはいけない内容な気がしますが、楽しく読ませていただいています。無理のないペースで書き進めてください。楽しみにしてます(^^) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 0c41f161d1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 梨朝さん» 御返事遅くなりすみません！お待たせしましたが、物語的には新章突入です。SixTONESにとって、北斗くんにとって、ベストな決断であったかどうか。これからその答え合わせです。お楽しみに！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
梨朝(プロフ) - ドラマのことを考えて泣いてしまいました…涙 これから北斗くんはどうなってくんでしょう。楽しみにしてます！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: e1ee29d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あーちゃんさん» 丁寧なレス、ありがとうございます！完結まで頑張ってください！読んでいきますので！これからの展開、楽しみにしてます！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 0abd04aca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年7月15日 7時
