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side GREEN
高地が立ち上がり、今にも泣きだしそうな北斗のことを横から抱きしめた。
｢北斗…お願いだから、悲観的にならないでよ。
俺らもお前を支えたい。
てか、お前は知らないだろうけど、俺、北斗の母さんに“俺たちが北斗を支えます。”って言ったから(笑)
だから、だからさ。な。
一緒に頑張ろう。あと少しじゃん。
無事にドナーも決まったんだから。
無駄にできないとかそういう事じゃなくて、
せっかく頂く命なんだから、感謝の気持ちで乗り越えようよ。
確かに、この一回目の移植で完全に元の体に戻るのは難しいかもしれないけど、それでも悪くなる前に。って、そうやって自分で言ってたじゃん。
辛い時に傍に入れなくてごめん。
でも、でもさ。
俺らそんな甘っちょろい関係じゃないだろ？｣
高知の胸に頭を埋めて北斗はギュッと高地の腕を握る。
｢…北斗、迷惑かけて良いんだよ。
つーか、迷惑なんかじゃないよ、こんなこと。
北斗が元気でいてくれたらそれでいいもん俺｣
ジェシーの言葉に皆も頷く。
｢っ、俺……こっちに来て思ったことがあるんだ｣
北斗が目に涙を貯めて話し始めて、高地は身体を離す。
｢…っ、SixTONES、マジでやべぇんだわ(笑)
………ほんと、に。
YouTubeとか見てるとさ、凄い元気になるし。
辛いのもしんどいのも全部忘れられる。
この感覚は…今じゃないと味わえなかった。
ほんとにいつもありがとう｣
北斗は、静かに笑っていた。
じんわりと視界が揺れた。
けど泣くのはこれでおしまいだ。
｢必ず戻ってこいよ！
お前だってSixTONESだぞ！｣
グッと拳を握りしめて俺は叫んだ。
｢分かってるよ(笑)｣
お互いの拳を合わせて、北斗と笑う。
もう涙は要らない。
｢馬鹿田は最強だーーー！｣
｢っ、バカ！うるさいわ病院だぞ！｣
と樹に突っ込まれたのは、まぁそこそこ痛かったけど。(笑)
___________________________________
作者です。
そろそろ、北斗くん、かなり苦しんでしまう予定です。
【2】は、〈決断〉と〈答え合わせ〉編でしたが、いかがでしたでしょうか？
次のテーマは〈乗り越える〉です。
現実の彼らは私が想像するより強くてカッコよくてビックリします。
(だからこそ、弱ってるところに萌える性癖)
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2019/08/12
あーちゃん
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あーちゃん(プロフ) - きいなさん» コメントありがとうございます！ご愛読嬉しいです(><)ホントここからは北斗くん苦しめちゃうので、中々更新に悩みがついてきますが、何とか頑張ってみます！気長にお待ちください！ (2019年8月16日 13時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
きいな(プロフ) - 面白い！と言ってはいけない内容な気がしますが、楽しく読ませていただいています。無理のないペースで書き進めてください。楽しみにしてます(^^) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 0c41f161d1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 梨朝さん» 御返事遅くなりすみません！お待たせしましたが、物語的には新章突入です。SixTONESにとって、北斗くんにとって、ベストな決断であったかどうか。これからその答え合わせです。お楽しみに！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
梨朝(プロフ) - ドラマのことを考えて泣いてしまいました…涙 これから北斗くんはどうなってくんでしょう。楽しみにしてます！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: e1ee29d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あーちゃんさん» 丁寧なレス、ありがとうございます！完結まで頑張ってください！読んでいきますので！これからの展開、楽しみにしてます！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 0abd04aca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年7月15日 7時
