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side GREEN
｢……何。俺がこんなに元気そうで、残念か？
凄い具合悪そうな演技でもしておくからもっかい入ってこいよ(笑)｣
クシャッと笑う北斗。
メガネとマスクをしていても、優しい眼差しは変わらない。
にしても。
｢ちょ。仕事してたの？体調平気なの？｣
高地が聞く。
パソコンに向かってるから、そりゃあんだけうるさかった俺らも黙る。
｢まぁ、座んなよ｣
ちょっと待ってねって北斗は何かパソコンを操作するから、俺らもひとまず腰掛けることに。
｢何かあったら連絡してくれ。｣
北斗のお父さんが立ち上がって俺を座っていた場所に座らせた。
はい、とだけ返事をして、病室を出るお父さんを見送る。
｢今、抗がん剤治療、あんまり出来てなくて。
こっち来て暫くしてから、弱いやつだけど、2クールやって…
効果ないどころか、あんまり採血の結果良くなかったからさ。
ほぼ毎日、輸血でもう俺の血通ってないんじゃないかな(笑)｣
早口で喋るから、何をどう言うか決めていたんだろうと悟る。
｢採血結果パスしないと抗がん剤も出来ないって言われてもう1週間ぐらい経ってんのよね。
まぁ体力の問題ってやつ？しょっちゅう風邪引いて熱上がったり下がったりしてたから。
あ。今平気だよ？
で、でもさ、ほら。ドナーの方も見つかったし。
イヤ顔でもやらなきゃなんだけどね。
移植前の治療は前とは比べもんになんないぐらい強いやつらしいし。
せっかく分けて頂く骨髄無駄にしないようにしなきゃな。
体力付けないと、無事に終わったとしてもまた風邪ひいたじゃ合併症じゃ〜なんて言ってらんないし。
…まぁ、頑張るよ｣
一気に喋った北斗はそのあと、小さな声で、
でも、ハッキリと。｢ごめん｣と呟いた。
ほんとにオレらはなんにも分かってないんだな。って感じる。
｢謝んなよ……｣
何か励ます言葉を。
下を向いた彼を救える言葉を。
そっかそっかー。頑張ろうぜ？
その一言だけでも言えたら、彼は謝る前にありがとうと言ってくれたはず。
頑張っている彼を謝らせてしまったのは紛れもなく俺たちだ。
_____________________________
私はよく未来のことを小説に書くんですけど、そうすると辻褄合わせが出来なくなってくるんですね。
今回は良い方向に。
ここでの彼らは、2019年の年末、まだまだデビューを夢見て、Jrの先頭として頑張ってます。
このままの設定で続きます。
SixTONES、SnowManとにかくおめでとう。
2019/08/10
あーちゃん
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あーちゃん(プロフ) - きいなさん» コメントありがとうございます！ご愛読嬉しいです(><)ホントここからは北斗くん苦しめちゃうので、中々更新に悩みがついてきますが、何とか頑張ってみます！気長にお待ちください！ (2019年8月16日 13時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
きいな(プロフ) - 面白い！と言ってはいけない内容な気がしますが、楽しく読ませていただいています。無理のないペースで書き進めてください。楽しみにしてます(^^) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 0c41f161d1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 梨朝さん» 御返事遅くなりすみません！お待たせしましたが、物語的には新章突入です。SixTONESにとって、北斗くんにとって、ベストな決断であったかどうか。これからその答え合わせです。お楽しみに！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
梨朝(プロフ) - ドラマのことを考えて泣いてしまいました…涙 これから北斗くんはどうなってくんでしょう。楽しみにしてます！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: e1ee29d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あーちゃんさん» 丁寧なレス、ありがとうございます！完結まで頑張ってください！読んでいきますので！これからの展開、楽しみにしてます！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 0abd04aca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年7月15日 7時
