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side BLACK
｢…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…ん゛ん｣
眩暈を起こさないようにゆっくり起き上がって、周りを見る。
視界がボヤけているから、ベッドの横の棚に置いてあったメガネを手探りで手繰り寄せ、痛む喉に顔を歪ませながらも掛けてみる。
…あれ、大して変わらん…
と思ったら、何やら俺は透明なカーテンに囲まれてる。
やっと状況を思い出して、ナースコール。
熱っぽさは大分引いたけど、その分、汗で衣服が張り付いている不快感。
時間はいつの間にか、21時ぎり手前。
昼も夜も食ってないままだ。
不思議と空腹は感じないのは、やはり残るダルさのせい。
マスクに厳重な衣服の看護師さんが来てくれて、着替えたいと伝えると、カーテンの向こうのクローゼットから前開きの俺のパジャマ。
と、下着とか。
誰が持って来たんだろう…と思いながら、カラダを用意してくださった濡れタオルで拭く。
シャワー浴びたいけど、それはダメらしい。
もう、アイドル失格かな。
その間にも咳が止まらないし、いざ服を脱ぐとまだ身震いするから、熱は下がりきってないのかな。
辛いのに慣れちゃって微熱ぐらいだと大して熱っぽさを感じない。
｢あの、…ゲホッｹﾞﾎｯ…んん、
ヤツらどこですか？｣
声出すのしんどいけど、脱いだ服を甲斐甲斐しく世話してくれる看護師さんに尋ねる。
｢夕飯を食べに出られましたよ。
9時には戻ると聞いてます｣
俺は頷いた。
そうだわ。今日はパフェの放送。
みんなが一緒に見ようって言ってくれてたんだ。
まさか、晴人と同じように無菌室に居るとは。
ちょっと風邪引いたぐらいなのに、
｢…ﾊｧ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ｣
こんな着替えるだけでしんどいなんて。
看護師さんがもう1人やってきて、シーツやら枕カバーやら、変えてくれた。
夕飯どうする？と聞かれたけれど、食える気もしない。
ベッドメイキングして貰ってる間、立ち上がってもふらつかなかったから、せめて顔だけでも、と洗面台で洗う。
｢どうですか？熱は大分下がってますね｣
顔を拭いてたら、黒田先生。
とりあえず喉痛いと伝えると、トローチとマスク貰って乾燥を防ぐように言われた。
病院ついてから、1回、皆が来てくれて、その後はずっと項垂れてた気がする。
よく寝た…と言えばそうだけど、もはや意識が朦朧としていた、という表現の方が正しそう。
綺麗になったベッドに腰掛けて息を整えて、ボーッと周囲を見渡す。
息を吐く度にメガネが曇ってこざかしい。
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あーちゃん(プロフ) - きいなさん» コメントありがとうございます！ご愛読嬉しいです(><)ホントここからは北斗くん苦しめちゃうので、中々更新に悩みがついてきますが、何とか頑張ってみます！気長にお待ちください！ (2019年8月16日 13時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
きいな(プロフ) - 面白い！と言ってはいけない内容な気がしますが、楽しく読ませていただいています。無理のないペースで書き進めてください。楽しみにしてます(^^) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 0c41f161d1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 梨朝さん» 御返事遅くなりすみません！お待たせしましたが、物語的には新章突入です。SixTONESにとって、北斗くんにとって、ベストな決断であったかどうか。これからその答え合わせです。お楽しみに！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
梨朝(プロフ) - ドラマのことを考えて泣いてしまいました…涙 これから北斗くんはどうなってくんでしょう。楽しみにしてます！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: e1ee29d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あーちゃんさん» 丁寧なレス、ありがとうございます！完結まで頑張ってください！読んでいきますので！これからの展開、楽しみにしてます！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 0abd04aca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年7月15日 7時
