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side RED
だけど、俺らは楽屋から動けなかった。
｢連絡無いね。
大丈夫かな…きょもに電話してみる？｣
そわそわと1番落ちつきのない慎太郎。
｢大我、なんか知ってたのかな…？｣
高地がそう言った。
｢だって、めちゃくちゃ冷静だったし。
北斗が熱あるってのも、さほど驚いてなかった気がするんだけど｣
｢だったとしても、なんか、だって…
北斗ときょもだよ？きょもほくだよ？(笑)｣
樹はそう言って茶化したけど、
｢俺、こーちに1票。
なんか様子がおかしかったと思う｣
俺はそう答えた。
｢え、ドッキリ！？ドッキリじゃないよね？｣
慎太郎がキョロキョロし出す。
｢んなわけねぇだろ。救急車来たんだぞ！？
…って、笑えねぇよ…大丈夫なのかよ…｣
樹がシュンとなる。
確かに最近、疲れている様子もあったし、過度なダイエットもそうだ。
けど、割と北斗って体調崩しやすいというか、だからこそ、健康には人一倍気を使っているイメージだからそこまで気にはとめなかった。
少なくとも俺は。
でも、もしかしたら、大我はそうじゃなかったのかもしれない。
_______________ｺﾝｺﾝ
｢もうそろそろ帰れよ。管理人さんに迷惑だ。
お前らのために4台も車とまってるしな｣
途方に暮れていると、滝沢くんがやってきた。
｢何か、連絡ないんですか｣
滝沢くんは慎太郎の言葉に少し頷く。
｢…直にわかることだよ。
焦る気持ちも分かるけど、目の前のことだけじゃなくて、その先を考えて。
北斗が戻ってきた時どうするのか、戻ってこれなかったらどうするのか｣
｢……すみません。すぐ片付けます｣
高地が言うと、滝沢くんは先に帰るから。と。楽屋を出ていく。
｢……翼くんが倒れた時、こんな気持ちだったのかな。
なんか、いたたまれないわ｣
ボソッと高地がそう言って、言葉の重さを考える。
｢え、北斗が戻ってこれなかったら、少年たちどうなるの？｣
慎太郎はガサッと荷物を詰めながら聞いてくる。
｢……北斗はちゃんと戻ってくるよ｣
俺はその言葉で無理矢理、思考を止めた。
だけど、ちゃんと向き合わなければいけなかったんだ。
_______________________________________
初日なので多めに更新してみました。
本日の更新はこれにて終わりですが、
沢山のhitありがとうございました。
次いつ更新するかわかりませんが、
お気に入り登録、評価など、よろしくお願いします！
2019/06/30
あーちゃん
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あーちゃん(プロフ) - あぴさん» ありがとうございます！大変嬉しいお言葉ですが、もう既に消してしまってまして...ごめんなさい！その代わりこちらの更新は頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新、楽しみにしています！他アカウントで書かれている小説も気になるのですがどこから見れますでしょうか？ (2019年7月8日 19時) (レス) id: 26199fe34b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 紡ぎ糸さん» ありがとうございます。中々辛いシーンが続きますが、どうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月2日 22時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - 凄く、この続きが気になります！あーちゃんさんのペースでいいので、これからも、頑張ってください。応援してます！ (2019年7月2日 19時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - れく@ きょもほく同盟@まお大好き?さん» ありがとうございます(><)できる範囲でぼちぼちやって行きますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月1日 13時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年6月30日 21時
