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午後二時
仕事をしてから約四時間
「…未だに、ピエロらしき輩は居ませんね…」
敦は難しい顔をしながら周りをキョロキョロ見渡す
否、本家ピエロがお前の隣に居るがよ
「確かに居ねェな…
予告は本当なのか?」
俺も周りを見渡す
確かに、本当に居ない
可笑しい
「中島さん、Aさん
一緒に外に出ましょう」
其処で、微笑みながら平岩さんが俺達を呼ぶ
「外の空気が吸いたくて…
良いですか?」
「喜んで!!」
「(Aさん、メロメロだな…)」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふぅ…」
場所は、少し暗い路地裏
平岩さんは口に咥えていた煙草を取り、煙を吐く
「……煙草…吸うんですね」
「…えぇ、以外でしょ
特務課の建物は殆ど禁煙だから、態々何時も外まで出るの」
急に大人に見える…
「…俺も煙草吸おうかな…」
「え!?」
敦が物凄い顔で俺の顔を見る
正直止めて欲しい
でも、煙草…か
父様も、織田作も吸ってたなぁ
「…………冗談さ」
俺の中で、煙草を吸う大人は直ぐに死んでしまう
何故だろうか
「…そろそろ戻りましょうk」
敦がそう言った瞬間、平岩さんの顔に、掠り傷が出来た
「「「!?!?」」」
彼方側の壁に、平岩さんに傷を負わせた物が突き刺さってた
「…これはッ」
「…………小刀」
俺は壁に突き刺さった小刀を抜き、少し上を見る
「出て来いよ、『ピエロ』!
手前が居ることは分かってるんだよ気違い!」
「ちょっ…Aさん!挑発行為は」
すると、上から
ピエロのお面を被り、大きなマントを着た『誰か』だった
「…『武装探偵社』か…
こりゃあ面倒な事になりそうだ」
ピエロは面倒くさそうにそんな事話す
…笑えるぜ
「うるせぇよお面野郎
お前がこんな莫迦げた事するからだろうが」
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あざみの歌(プロフ) - 黒九尾さん» わああああ!ありがとうございます!!! (2018年7月1日 21時) (レス) id: fd515bdfdf (このIDを非表示/違反報告)
黒九尾 - 更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2018年7月1日 9時) (レス) id: 3d24de6556 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - はらさん» すみません、ありがとうございます(´・ω・`) (2018年5月21日 16時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 沢山作品を作ってらっしゃるのだから更新前にちゃんと確認されて下さいね (2018年5月21日 16時) (レス) id: 90ecdece34 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - はらさん» あ、すみません!ありがとうございます! (2018年5月21日 16時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
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