＃１７ ページ13
探偵社にて
noside
「…可笑しい」
探偵社の武器庫で一人、眼鏡を光らせながら国木田はある事に疑問を抱いた
「如何したんです？国木田さん」
其の姿に敦は国木田に訊いた
「…泥棒でも入ったか？
武器庫の中に入っていた武器の殆どが
無いのだ」
「え！？
…そう言えば、Aさんは？」
「ああ、彼女かい？」
『完全自 殺』という、物凄く物騒な書物を顔に被せていた太宰が口を開いた
「彼女は今、急用で休みだよ
(…今頃なら、きっとポートマフィアの拠点に乗り込んだか)」
「若しかして、昨日言ってた、ピエロに決着をつけると言ってましたが
真逆、単身で乗り込んだんじゃあ…」
敦が心配した顔でそんな事を呟いた瞬間、探偵社のドアが『ギイィ』と音を響かせ、開いた
「…！
あれ？貴女は、平岩さん？」
其処に居たのは、Aと敦に依頼をしていた被害者、平岩弓枝が居た
「あの…探偵社に来いと言う連絡が来たのですが…」
「…ナイスタイミングだよ、ご令嬢、平岩さん」
太宰がそう言って、微笑んだ
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ポートマフィアにて
中原side
「やられたね」
そう言って、首領は冷や汗を掻きながら、横浜の街を見下ろす
此処は首領室
この場に樋口と黒蜥蜴、芥川に紅葉の姐さんそして俺が居た
「…真逆、ピエロの襲撃がこんなに早かったとは
私も未だ未だだね………」
「…そうじゃな
撒いた種はこんなにも早く開花するとは
真逆、お主等の話していた飯炊き女があの『笑いのピエロ』だったとはのう」
俺達は冷や汗を掻きながら今の状況を見る
若しかして
「偽物の始末と、我々への復讐だろうね」
太宰のあの時言った台詞が俺の頭の中で何回も流れる
『彼女を本気で怒らせてはいけない』
本当に
本当に彼奴が
「特に中也君
君にへの復讐心が強いだろうね」
「…………はい」
「真逆偶然寄った店が昔、私達闇の人間を震えあげさせ、恐怖に落とした『笑いのピエロ』だなんて
思ってないもんね
本当に生きていたとは……」
「如何する？殺すか？」
紅葉の姐さんがそう言った瞬間、立原が口を開いた
「そ…そんな訳無いでしょう！
だ…だって彼奴は、すげぇ優しくて、人の幸せを喜べる奴ですよ！？
そうでしょう！？中也さん！！」
立原が俺を見る
「……」
「…中也さん？」
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あざみの歌(プロフ) - 黒九尾さん» わああああ！ありがとうございます！！！ (2018年7月1日 21時) (
レス) id: fd515bdfdf (このIDを非表示/違反報告)
黒九尾 - 更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2018年7月1日 9時) (レス) id: 3d24de6556 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - はらさん» すみません、ありがとうございます(´・ω・｀) (2018年5月21日 16時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 沢山作品を作ってらっしゃるのだから更新前にちゃんと確認されて下さいね (2018年5月21日 16時) (レス) id: 90ecdece34 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - はらさん» あ、すみません！ありがとうございます！ (2018年5月21日 16時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
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