Back circumstances （2） (ページ5)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:11,491 hit

# 50 ページ5

sgw side

( ベンチのところのお話の、サグワsideです )

ゆうこんさんとAを見たその日に、AからLINEが来た。

LINEの内容は、

俺の気を引くためにジンくんと付き合った、
ゆうこんくんは髪についたゴミを取ってくれただけだ。

という感じだった。

そんなの今更言われても困る。

でも俺は素直になんないといけない。

まだ好きなのにな。

でもなんかそれは俺が許さなくて言えない。

つい、＂今さらそんなこと言われても信用できない＂と送ってしまった。

そのあと既読はついたけど、返事は来なかった。

なんだよ。

イライラしながら人通りのほとんど無い道を歩いていた。

歩いていると視界には、ベンチで男が女を慰めているのが目に入った。

そのカップルらしき人達を睨みながら歩いていると、あることに気がついた。

ジンくんと、Aに似てる。

あれ、てか本人じゃね？

そう思ってふと横を向いた。

すると予想は的中、やっぱりジンくんとAだった。

ジンくんはAの頭をポンポンして慰めていて、Aは泣いていた。

やっぱり付き合ってたってこと？

Aの言ってることとしてる事が矛盾してて頭が混乱してる。

｢え、｣

と思わず声が出てしまって

｢何、やっぱ付き合ってたの？｣

と質問を重ねる。

『いや、違

Aが言いかけたところでジンくんがベンチから立ち上がり、

俺とAの間に立って言った。

ジ｢こいつがお前のために泣いてたって言ったら？｣

正直驚いたけど、そんなのありえないから

｢そんなはずないじゃん｣

そう言った。

この時ちらっと見えたAの顔は、悲しそうだった。

ジ｢それはどうかな｣

ジンくんはそう言うとAの頭をポンポンして歩いていった。

とにかくイライラしてた俺は、

Aとの間を少しだけ開けて乱暴にベンチに座った。

ー

割とすぐ終わらない説((

ベンチの話結構長くなりそうです、、、