黄昏の歌姫 (ページ35)

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35話ページ35

鬼｢…ﾊｧ。ならこれだけは守ってくれ、絶対無理はしないこと。身の危険を感じたらすぐ俺達の所に帰ること…いいな？｣

斎｢一度言い出したら聞かないからねあかりは…仕方ない今回はそのわがままを聞いてあげよう｣

『ありがと二人とも…じゃあ早くマジフト場に行くよ！』

マジフト場に着くともう既に物語は進んでしまいラギー君の腕にひび割れが入ってしまっていた

『(まずい！時間がない…)レオナ！！！！』

レ｢っ！どうしてお前が…睡眠薬で眠らせたはずなのにっ…｣

リ｢レオナに隙が出来た！首をはねろ!(オフ･ウィズ･ユアヘッド)｣

私の声に気を取られたレオナはリドル君の魔法により首輪をつけられ一旦ユニーク魔法の効果を無効に出来た…でも本番はこれから…

レ｢クソが…っ！ライオンであるこの俺に、首輪だと…！？｣

監｢あかりちゃん！｣

『監督生くん…』

監｢これがあかりちゃんの言っていた事だね…｣

『うん…私がレオナを止めなきゃ、彼の心が壊れる前に！』

レ｢…け…る…な…｣

リ｢なんだ…？｣

急激にレオナの魔力が高まり魔法封じであるリドル君の首輪が外れてしまった

『(なにこれ…？まだリリア君もジャック君も話していないのに…どうしてレオナのブロットが黒く濁っていくの…？)』

レ｢ふざけるな！！あかりに触んじゃねぇ！近づくんじゃねぇ！そいつは俺の女だ…俺のモノだ！！｣

鬼｢勝手なこと言ってんじゃねぇよ！！｣

斎｢あぁ…やはり獣は獣だったね。知能が低く害しか与えない愚かな存在だ…あかりが貴様の女…？ｯﾊ思い上がりも甚だしいね！｣

レ｢あぁッ！？｣

『だ、ダメ宗これ以上レオナを刺激しない｢…どうして俺の人生はこうも上手くいかねぇんだ…｣レオナ…？』

レ｢どれだけ努力しても王の座は手に入らねぇ…忌み嫌われた俺の唯一の居場所だったあかりも奪われた…こんなの不公平だろ…。…そうか…こんな不公平な世界なんて砂になって消えちまえばいい…邪魔な奴らを消し去って俺が新たな世界の王になっちまえばいいんだよな…クハハハハッ！！｣

狂っように笑ったレオナの目は酷くにごっていた

グ｢ふなっ！？やべぇんだぞ！さっきとは比べ物にならねぇくらい辺りが砂になっちまってる！！｣

『やめてレオナ！！これ以上魔法を使ったらレオナの体が耐えられずに死んじゃう！』

リ｢やめるんだレオナ！！｣

レ｢うるせぇんだよ…っ！テメェらに俺の苦しみが分かるわけねぇだろうが！！！｣

レオナが叫んだ瞬間私の一番恐れていた事が起きてしまった…