黄昏の歌姫 (ページ26)

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26話ページ26

ケ｢えぇ…グリちゃんここまで言って本当にわかんない？｣

グ｢わかんねぇんだゾ！！｣

ケ｢ﾊｧ…だからレオナ君はその薬を使って自分に惚れさせ彼らからあかりちゃんをうばっちゃったんだよ｣

グ｢ふなっ！？奪っちゃったのか！？｣

ケ｢そうそう、ちなみにカリム君はあんずちゃんを奪ったね～｣

グ｢ひでぇ奴なんだぞ！｣

ケ｢…あ、彼らって言ってもわかんなかったねごめん。彼らって言うのはあかりちゃんの幼馴染ね？｣

エ｢あ～そういやそんな奴らもいたな…俺さあかりちゃんしか眼中に無かったからケイト先輩に言われるまで気づかなかったわ～｣

ケ｢あの場は凄かったな…彼らに同情しちゃったよ俺…。もし自分がその立場だったら立ち直れないや｣

グ｢あいつひでぇ奴なんだゾ！！今すぐあかりを元の世界に返してやろうぜ！！｣

ケ｢それが出来たらこんな苦労してないって～…ﾊｧ全くグリちゃんは｣

グ｢なんでなんだゾ！レオナの隙を狙って｢隙を狙えても無理なの、依存した状態で引き剥がすとあかりちゃんの精神が壊れて本来の彼女に戻らなくなっちゃうんだよ…｣えぇ！じゃあもう無理じゃねぇか！｣

ケ｢方法は…その薬の解く薬を作る他ないよ｣

ジ｢…いや、その必要は無いと思う…｣

エ｢は？どうゆう事だよジャック｣

"引き際は自分で決める…だからお願いジャック君、これ以上レオナとの時間を邪魔しないで…"

あの言葉はきっと…

ジ｢恐らくあかりさんはその薬の効果が無くなっていると思う…理由は分からねぇが…｣

ケ｢え！？嘘…マジ？｣

エ｢はぁ！？じゃあなんであかりちゃんはあの人の所にいんだよ！｣

ジ｢知らねぇ…｣

監｢多分それはこの先、大変なことが起きるかもしれないんじゃないかな？さっきレオナ先輩達を止めるのにあかりちゃんと行こうと思ったんだけどあかりちゃんが言ったんだ…私は止めない、今はまだその時じゃないって。あかりちゃんはこれから先何が起きるのか分かっているんだよ…だからその時が来てもいいようにレオナ先輩の傍にいるんじゃないかな…？あとはただ純粋に彼を想っているからだと思う…｣

そんなこと言ってたのか…ならさっきのはそれが終わったらレオナ先輩の傍から離れるって事か…？それを言っている時のあかりさんすごく辛そうで泣きそうな顔をしてた…本当に薬の効果が切れて素の状態であぁ言ってるのなら俺は口を出さない方がいいんじゃないか…？

犯人探しはまた後日という形で今日は解散した

…今夜レオナ先輩に聞いてみるか

ジャックside end