透明になった思い出〜 IF STORY〜 (ページ8)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:997 hit

8話ページ8

ママ｢…え？本気で言ってるの？そんなの事務所に止められるでしょ普通｣

目｢きっと怒られます。でもそんなので琳音への想いは止められないんです。出会ってすぐだけど俺はもう琳音がいないとダメなくらい彼女に溺れてる…愛してるんです。アイドル失格･ファンの事何も考えてない…もしかしたらそう言われるかもしれない、でも抑えきれないんです！琳音を手に入れられるのなら俺は…アイドル目黒蓮を辞めたっていい。琳音が傍にいてくれるのなら…｣

ママ｢どうしてそこまで…｣

目｢…彼女の歌声に救われたからです｣

目黒side end

琳音side

北斗への誕プレの会計をし終え部屋へ戻ろうと扉を開けた時、蓮くんの過去が語られた…

私の歌声に救われた…？

なんだか怜と初めて会った時のこと思い出すな…

〜過去編〜

6年前

日本に来てから数ヶ月が経った時、鏡夜にぃが大怪我して東京の大きな病院に入院することになったの

『鏡夜にぃの怪我が早く良くなりますように…』ｽｩ

Ah〜•*¨*•.¸¸♬︎

病院の屋上には色とりどりの花が咲いていてとても綺麗なの

ここで歌うのが日課となり今日も鏡夜にぃの為に歌う…

夏とはいえ夜は少し冷えるからそろそろ鏡夜にぃ達の所に戻らないと…って思って戻ろうとしたらドアの前に男の人が立ってたの

？｢…｣ﾎﾟﾛｯ

『え！？ちょっとなんで泣いてるの？』

？｢ご、ごめん…｣

『ほら、ハンカチ使って？』

？｢ありが…え？/////｣

『なに？どうしたの？』

？｢こんな綺麗な子初めて見た/////｣

『ぷふっ、褒めてくれてるの？ありがとﾆｺｯ』

？｢っ〜/////｣

『あ、ごめん！戻らないとママ達が心配しちゃうから…じゃあね？』ｽﾀｽﾀ

？｢待って！俺は調月怜。君の名前は？｣

『あなたとはまた会える気がするからその時に私の名前教えてあげる！ﾆｶｯ』

何であんなこと言ったのか自分でもわかんなかったけど彼にもう一度会いたかったからあぁ言ったのかな？

次の日もう一度屋上に行ってみるとベンチに彼が座っていた

怜｢っ！良かった、やっぱりこの時間だったんだﾆｺｯ｣

『やっぱり？』

怜｢最近同じ時間帯に綺麗な歌が聞こえてたから気になってたんだ。それで昨日は体調がよかったから見に行ったら君がいたってわけ。君は歌声と同じくらい凄く綺麗だねﾆｶｯ｣

『っ！/////』

ﾄﾞｸﾝｯ

そう言った彼の顔に思わず顔を真っ赤にさせてしまった。人からそう言われるのは多かったから慣れてたはずなのに…昨日は違ったのに