透明になった思い出〜 IF STORY〜 (ページ6)

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6話ページ6

ママ｢早速で悪いけど…蓮くんだったかしら？ちょっと首周り測らせてもらってもいい？｣

目｢だ、大丈夫です｣

首周り？測る？

ダメだ…全然状況がのみこめない

ママ｢もしかして琳音から何も聞いてない？！｣

目｢すみません何も…｣

ママ｢ﾊｧ…琳音がごめんなさいね？私はアイリーン･ティーガン。ウラバン本店のデザイナー兼日本店の責任者を任されてるわ｣

目｢え！？｣

アイリーン･ティーガンさんって名前聞いた事あるぞ？！よくテレビで名前聞くし…つか実物綺麗過ぎないか？琳音の見た目はお義母さん譲りって事か

『ママに見とれちゃった？でもダメだよ、ママはパパのなんだからﾌﾌｯ』

目｢み、見とれてないって！俺が見とれるのは琳音だけだよ｣

『あ、そう(笑)』

ママ｢じゃあ後はママに任せて琳音はプレゼント選んでらっしゃい｣

『うん！』ｽﾀｽﾀ

琳音が居なくなり、部屋には俺とお義母さんの二人きり

ママ｢琳音から怜くんの事何か聞いた？｣

目｢どんな人なのかは軽く…｣

ママ｢そう…。これ見て｣

お義母さんが見せてくれたのは一本の動画、そこに映るのは今より少し幼い琳音と寄り添う男の子…そうか、この人が怜くん。びっくりするくらい本当にそっくりだ…

ママ｢これは琳音が16歳の誕生日の時の動画…怜くんと付き合って五ヶ月くらいだったかしら。この頃は怜くんの体調も良くてね、怜くん家族と一緒に自宅でパーティしたのよﾌﾌｯ｣

家族同士で仲がよかったらしくこういったパーティが何度もあったんだって。家族公認ってわけか…

ママ｢じゃあ再生するわね？｣

〜動画〜

ママ｢おめでとう天使ちゃ〜ん！｣

『ありがとママﾆｺｯ』

ママ｢あら？カメラ回ってるからって緊張してる？いつものイチャイチャがないじゃないﾌﾌｯ｣

怜｢琳音こっち向いて｣

『ん？なに____ﾁｭｯ))っ！？/////』

ママ｢きゃ〜！♡｣

怜｢ふはっ！照れすぎだよ、可愛いﾆｺｯ｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

『きゅ、急にするからでしょ！怜みたいなイケメンにキスされたら誰だって恥ずかしい/////』

怜｢じゃあもっとチュウして慣らしていかないとﾌﾌｯ｣

『っ〜バカ/////』ｷﾞｭｯ

怜｢…琳音｣

『？』

怜｢生まれてきてくれてありがとう、俺と出会ってくれてありがとう、俺を好きになってくれてありがとう。琳音には数え切れないほど感謝してるんだ。生きることが辛くて諦めた時、琳音が俺の前に現れてくれたんだよ｣ｷﾞｭｯ