透明になった思い出 Ⅱ (ページ7)

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57話ページ7

深澤side

曲が終わりいつも通りの表情に戻った琳音ちゃん

『ちょっとみんなぼーっとしすぎ！もう曲は終わってるよ？ﾌﾌｯ』

深｢…あ、ご、ごめん！！琳音ちゃんの世界に惹き込まれてた！(笑)｣

渡｢曲名通りの歌詞だったな…直接的でちょっと怖いのにどこか惹かれる…/////｣

『この手のものは初めてだったからどう表現したらいいか分からなかったから少し不安だったけどそう思ってくれてるなら作ったかいがあるかな？ﾆｺｯ』

目｢…｣

めめは未だに琳音ちゃんを見つめていた…が、急に俺だけに聞こえる声で尋ねてきた

目｢ねぇふっかさん、いちれんたくしょう？って何？｣

分からなかったか！(笑)

深｢ん〜めめに分かりやすく言うとだな、ずっと一緒って意味かな？｣

その時だった

目｢へぇ…そうなんだﾆｺｯ｣

ｿﾞｸｯ

急に俺の背筋がゾクッとした。笑ってるはずなのになんだこの違和感は…

目｢いいなぁこの曲…このままもっと俺に堕ちればいいのに(ﾎﾞｿｯ)｣

深｢め、めめ？｣

目｢っ！何？｣

深｢…い、いや何でもない｣

ハッとした顔で何？って聞いてきためめに俺は何も言えなかった。だって琳音ちゃんを見るお前の目が今までと少し違ったから…

『…なんか蓮からの視線が突き刺さってる(笑)』

目｢その色凄く似合ってる、綺麗だよ｣

阿｢めめと琳音ちゃんの色だね｣

『スタッフさんが用意してくれたんだ！曲調が和風テイストで大人の雰囲気だから花魁って感じにしてもらったよﾆｺｯ』

渡｢始まる前に喋ってたあれやばいな、琳音ちゃんとなら何処まででも堕ちていける｣

佐｢やべぇ奴がいる(笑)｣

それを聞いた琳音ちゃんが翔太の元へ向かった

渡｢え…なになに？｣

『翔太くんこなたのまんまわっちに堕ちていっておくんなんしﾆﾔｯ』

渡｢うひゃ/////｣

向｢意味わかってないやろしょっぴー！(笑)｣

ラ｢琳音ちゃんが言ったから何でも嬉しいんじゃん(笑)｣

目｢…｣ｼﾞｰ

めめこわっ！ガン見じゃん

阿｢訳すと…えっと…このまま私に堕ちていってくださいみたいな感じなのかな？｣

渡｢俺もう琳音ちゃん沼から抜け出せられないわ…もうずっと一番に推すね！｣

『ありがとねﾆｺｯ』

目｢…｣ﾑｽｯ

このまま放置したら爆発しちゃわないか？どうすんの琳音ちゃん！

岩｢あれ？よく見たら琳音ちゃんの着物に花の刺繍が入ってる、これって何の花？｣

宮｢一つ一つ丁寧に施されてる…愛を感じる｣

『ん？これはね…私の大好きな花の睡蓮だよ』

目｢ﾋﾟｸｯ｣