透明になった思い出 Ⅱ (ページ44)

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95話ページ44

知らない情報が次から次へ…

蒼｢故人にこんな事言いたくないが…。彼が生きてたら琳音はこんなに苦しまずに済んだはずだ！あの頃のあの子達は本当に幸せそうだった…。本来、琳音の隣にいるはずだったのは彼だったんだ…お前なんかじゃなくてな！！｣

目｢っ…｣

蒼｢もし琳音が二度と目を覚まさなかったら…俺は法を犯してでもお前を殺す｣ｷﾞﾛｯ

蒼生さんはそう言い残し部屋を後にした

目｢…｣ﾌﾗｯ

向｢めめ！｣ｷﾞｭｯ

力なく倒れこんだ目黒くんの目には涙が…

岩｢作間、今見た事忘れろとは言わないけど…｣

作｢分かってます。誰にも言いません｣

岩｢悪いな｣

作｢戻ります…失礼します｣

まさかこんな重い事になるなんて…

作間side end

岩本side

目｢…分かってるよそんな事｣

岩｢目黒…？｣

ラ｢めめ…？｣

俺らを見つめる目黒の表情にいつもの笑顔はなく、悲しみで溢れかえっていた

目｢怜くんがいたらなんて俺が一番思ってるよ！！俺は怜くんの変わり…それは一生変わらない｣

向｢そんな事ないやろ！琳音ちゃんはめめの事を想って｢不安なんだよ…いつか俺の傍から離れていくんじゃないかって！！琳音を狙ってる男なんて山ほどいる！俺の知らないところで何かあるって考えたらおかしくなるよ…｣…｣

岩｢だからって琳音ちゃんの交友関係を制限したり勝手に携帯見るのは違うだろ｣

ちょうどいい機会だからちゃんとこいつに言わねぇと…

渡｢…は？何それ、お前そんな事してたの？｣

岩｢蒼生さんがあんなにキレてるって事はこんなもんじゃないはず…お前まさか琳音ちゃんに暴力まで振ってんじゃねぇだろうな！？｣

目｢っ！｣

岩｢まさか…｣

それだけはしないと思ってたのに…

目｢琳音が離婚なんて馬鹿な事考えてるからっ…｣

ﾊﾞｷｯ

渡｢だからって琳音ちゃんを傷つけていい理由になんねぇだろ！！｣

宮｢翔太やめろ！｣

渡｢離せよ！！！お前人として…男として最低な事やってんだぞ！…琳音ちゃんに誓った言葉は嘘だったんだな。お前のことを大事に想ってた琳音ちゃんが可哀想すぎるだろ…｢っくはは…ははは！！｣何がおかしいんだよ！｣

突然笑いだした目黒にメンバーは驚きを通り越して気味悪がった

目｢あーごめんごめん。君の言ってることが面白くてつい笑っちゃったよ。そんなに必死になっちゃって…琳音が好きなんだ？？｣

渡｢…は？｣

ラ｢え…めめどうしちゃったの…？｣

阿｢ほんとにめめなの…？｣

俺らの知ってる目黒じゃない…