透明になった思い出 Ⅱ (ページ24)

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74話ページ24

佐｢え？でも『蓮が彼に似てることも、誰とも付き合うつもりはないって事も全部伝えた…でも蓮はそこで折れなかったﾌﾌｯ』ははっめめらしい(笑)｣

『今はその人の代わりでもいい、いつかちゃんと俺の事好きって言わせるからって…。それでも断ることは出来た、でもそれをしなかったのは…再び彼に会えたって喜びの方が大きかったからなの…最初は蓮に彼を重ねて見てた…けどいつの間にか目黒蓮を愛してしまったの…そうなるのに時間はかからなかった。私のためにあんな必死になって鏡夜にぃやパパに交際を認めさせようとしてて…好きって感情がどんどん膨らんで…また人を愛する事が出来た…蓮には感謝しかないんだ…嫉妬深くて束縛とかすごいけど、それでも私は彼と生きていくことを選んだ…って感じかな？』

ｼｰﾝ

みんな何も言わず黙ったまま…かと思いきや

佐･阿･深･渡｢｢｢｢恋愛漫画みたい…(泣)｣｣｣｣

『えぇ！？なんで泣いてるの！？』

佐｢だ、だって…そんな話聞いたら泣かない方がおかしい！｣

向｢めめぇぇえ！やっぱあいつは最高や！ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…｣

ラ｢純愛じゃん！うぅ…ﾋｯｸ…ﾋｯｸ｣

岩｢お前らも泣くのかよ(笑)｣

いつの間にかやってきた二人…みんな以上に号泣モード

岩｢というか琳音ちゃん、目黒の行動ヤバいって思ってたんだ｣

『最近それに気づいたけど、蓮がそれで安心するなら別にいいかなって。蓮と一緒にいるから色々ズレちゃったかもな〜(笑)』

宮｢まぁ…琳音ちゃんが構わないなら俺らは何も言わないよ｣

岩｢そうだな｣

深｢あ！そうだ…_____｣

向｢できたで！｣

ラ｢ぐっ！｣

『ん？全然話が掴めないんだけど…三人で滝沢さんに呼ばれたんじゃないの？』

ラ｢違うよ！とりあえずこっち来て！ﾆｺｯ｣

『え、ちょ。ちょ！』

ラウールくんに手を引かれドアの前へ…ここを出ると隣の部屋と繋がっているらしい…

ラ｢じゃあ行ってらっしゃい！ﾆｺｯ｣

『えーなんか怖いな…とりあえず行ってくるね？』

ｶﾞﾁｬ

え、真っ暗じゃん！

『もしかしてホラー！？おめでたい日なのに！』

ﾊﾞｯ

急に電気が着き部屋の中央にはスーツ姿の蓮、そしてその手に持っているのは真っ赤なバラの花束

『え…なになに！？どしたの？(笑)』

目｢ほら俺の前に来て？｣

『う、うん…』ｽﾀｽﾀ

『来たよ？』

目｢天羽琳音イーファさん｣

『え、急にフルネーム？でももう今日から目黒琳音だよ？(笑)』

目｢最初は俺の一方通行の愛だったよね｣