透明になった思い出 Ⅱ (ページ21)

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71話ページ21

『…あははっ！』

目｢な、なんで笑うんだよ！｣

涙の代わりに笑顔が見れた

『ほんとにタイミングとか考えてないね蓮って…普通この状況で言わないでしょ…呆れる…』

目｢ごめん『でもそれ以上にすっごく嬉しいよ』え…｣

『蓮の言葉は魔法みたいだね、いつもそのおかげで私は助けられる…』

目｢俺はそんな力ないよ、むしろ俺の方が琳音のおかげでいつも助けられてる｣

『…ママが死んだばっかなのに幸せになっていいのかな…』

パ｢お前の幸せは俺とアイリーンの幸せだ。幸せになってほしい…アイリーンもそう願ってるさ｣

目『｢お義父さん！/パパ！｣』

いつからそこに…？

パ｢いつまでもメソメソしてたらあいつに笑われるって思ったらようやく涙も止まったよ…。蓮くん｣ｽｯ

俺に手を差し出したお義父さん、それを握ると頭を下げられた

目｢え、ちょっとお義父さん！？｣

パ｢娘は世界一素敵な子だ。素直で誰よりも優しい…そんな琳音には世界一幸せになって欲しい…琳音が愛した蓮くんになら娘を任せられる。娘を…琳音を誰よりも一番に幸せにしてくれ！｣

"お前たちの交際など認めるわけないだろ"

"娘から手をひけ"

出会った当時はそんなことしか言われなかった俺がこんな嬉しいことを言ってもらえた…それが嬉しくてやっと乾いた涙がまた溢れ出し顔面はブサイクに…

目｢必ず琳音を幸せにすると約束します！俺の人生をかけて！｣

パ｢ありがとう…ﾆｺｯ｣

お義母さんにも同じように誓いの言葉を伝えた

『色々と落ち着いたら蓮の両親にご挨拶行こうね。その後にSnowManの皆にもファンのみんなにも伝えて…。婚姻届を出したら私達夫婦になれるんだ…』

目｢幸せにするから俺の傍から離れんなよ？ﾆｶｯ｣

『もちろん！ﾆｺｯ』

〜数週間後〜

季節は秋から冬に移り変わり年末へ向けて慌ただしくなる時期…そして今日は琳音の誕生日。そんな朝一に俺と琳音は一枚の紙を持ってある場所を訪れた

目｢お願いします｣ｽｯ

｢はい…受理しました。末永くお幸せに！ﾆｺｯ｣

『ありがとうございますﾍﾍｯ/////』

俺達はその足でジャニーズ事務所を訪れた

滝｢おめでとう二人とも…はい。紙とペン｣

目｢ありがとうございます…やべぇ緊張してきた…｣

『名前書くだけじゃん(笑)読める字で書いてね？ﾌﾌｯ』

これから書くのはマスコミに向けた結婚報告書みたいなの