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「高校生可とはいえど、良くないもんは良くない」
「...ちぇ」
「はい文句言わない、そこ」
「すいませーん」
「はぁ...兄貴にそっくりだなほんと。あんま態度悪かったらチクるからな」
「ええっ困りますそれだけは」
アピールは早々に失敗しそうだった。どうしたものか...とまた頭を回転させると、先生が先に口を開く。
「じゃあさ、こうしようぜ」
目を直視できなくて、某キャラクターに似てると生徒から揶揄されがちなかわいい口元を見つめる。
と、そのお口はとんでもないことを言い出した。
「俺と付き合わない？」
「..........へ？」
思わず素で間抜けな声が出てしまった私を先生は面白そうに笑う。
「俺が満足したら、お前のバイトのことは黙っててやるよ。ここならお前に直接金入れられるっしょ？
その代わり、俺がちょっとでも面倒になったらこの関係は終わり、バイトの話も即刻チクる。
あとこの関係かバイトのことが先にバレた時も終了。ど？」
「ど？って......先生だってキャバクラなんて通ってるのバレたら問題なんじゃないですか」
「馬鹿だな。俺は未婚だしキャバクラなんか違法でもなんでもねえんだからいいんだよ」
「......え？」
「あ？」
思わず、左手の薬指に嵌まっているシルバーの指輪を見る。
すると先生は何でもないといったふうに軽くその手を持ち上げ、
「これ、ダミー」
と一言。ダミー。ダミー...
「ええっ？！」
「うるせ。笑」
「偽物なんですか...？」
「そ。俺が好きなブランドのちょっとお高いやつつけてるだけ。」
「でも、婚約者さんいるって噂は」
「毎回飲み会のたびに訳あり顔で断ってたら勝手に流れはじめただけの噂だよ。
どうせ物好きの教師の誰かが言いはじめたんだろ」
「ええ......」
「女子生徒除けにもなるし、便利なの」
「最低だ...」
「で？やんの？やらねえの？彼女」
直球で突っ込まれて、口を閉ざす。
こんなこと提案してくるなんて、一体何を考えているんだこの人は。
そう思いつつも、先生と付き合いさえすればバイトのことは黙っててもらえるし、そうしないと私ばかりが損をする構図なのも明らかだ。
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るな(プロフ) - 対応ありがとうございます^ ^ (3月21日 12時) (
レス) id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
灯莉(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。修正致しました。 (3月21日 12時) (レス) id: 63f20e3e12 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 34ページ主の名前変更ならないです。 (3月21日 10時) (レス) @page34 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
灯莉(プロフ) - るなさん» るなさん、コメントありがとうございます。早くふたりがハッピーエンドを迎えられるようにわたしも願っております...！楽しみにしていただけたら嬉しいです。 (3月16日 6時) (レス) id: 0a43491d63 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 相手の親キモすぎ。早く報われて欲しいです。間違ってでも保護者と一夜過ごしました。とか付き合いましたとかありきたりなのやめてほしい^ ^渡辺先生がんばれ (3月14日 12時) (レス) @page24 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯莉 | 作成日時：2024年2月23日 22時
