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「そうですね。お兄さんの担任もしていましたし、
このことはよく知っている自分が責任を取って辞めるから、これ以上は不問にしてくれ...と」
はー。あいつつくづくバカなのか？
そんなことしたらAちゃんはどうなるんだよ。お前が傍にいてやらなくてどうすんだ...
「でもそれって、渡辺先生の退職願を受理する前にやることがあるんじゃないですか？」
「はあ......」
「先坂さんのことです。
渡辺先生のストーカーをしている人間が、宮舘Aさんの写真を撮ってこうして副校長先生のもとに来てるわけですよね？
渡辺先生が辞めたら宮舘さんはどうなりますか？」
これこそ、俺たちが(正確には阿部ちゃんが)考えた方法だった。
高校生なんてまだまだ好奇心旺盛なお年頃。
翔太が辞める原因が一人の生徒だなんて万が一知れ渡れば、そこに矛先が向くと考えるのは容易だった。
「......それは」
「宮舘さんに危険が及ぶ可能性だってありますよね？
それに、いじめ行為などに繋がったらどうするんですか。第一渡辺先生は悪いことは何もしてません。
バイトの件だって、確かに高校生が選ぶ場所としてはいただけないですけど、問題行動をしているわけでもないですし。」
物怖じせず畳みかけていく阿部ちゃんの横で、俺はもう座ってるだけ。あー、俺こいつと仲良くて良かったー。
そしてそんな阿部ちゃんの空気に押されて、ついに校長は音を上げた。
「...ああ、分かった分かった！検討しておく」
「検討では遅いです。渡辺先生はもう辞めたつもりなんですから。
引っ越しでもしたらどうするんですか」
「......破棄しておくよ」
「やったあ！ありがとうございます！
それじゃあ俺たちも渡辺先生がいるつもりで今後も授業の準備等進めていきますね」
さっきまでの気迫はどこへやら、いつもの「阿部ちゃん先生」のスマイルに戻ってかわいらしく両手をぱちぱち叩く。
あー、俺こいつと仲良くて本当に良かった。
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るな(プロフ) - 対応ありがとうございます^ ^ (3月21日 12時) (
レス) id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
灯莉(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。修正致しました。 (3月21日 12時) (レス) id: 63f20e3e12 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 34ページ主の名前変更ならないです。 (3月21日 10時) (レス) @page34 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
灯莉(プロフ) - るなさん» るなさん、コメントありがとうございます。早くふたりがハッピーエンドを迎えられるようにわたしも願っております...！楽しみにしていただけたら嬉しいです。 (3月16日 6時) (レス) id: 0a43491d63 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 相手の親キモすぎ。早く報われて欲しいです。間違ってでも保護者と一夜過ごしました。とか付き合いましたとかありきたりなのやめてほしい^ ^渡辺先生がんばれ (3月14日 12時) (レス) @page24 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯莉 | 作成日時：2024年2月23日 22時
