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若干の疑問を抱きながらトイレから出ると、先生は何やら真剣な表情で電話をしていて思わず足を止める。



なんだか、聞いてはいけないような気がしたから。





「......だから、そのような事実はないですし僕はあなたにそういうことを言った覚えはありません。


教師として普通のこと以上は言ってませんから。失礼します」




はー、とため息をついてあたりをチラチラと見回している。




(......先生も大変な仕事だなぁ)




電話は終わったようで、近寄れば先生もこちらに気づく。



「似合ってんじゃん」


「似合っ...てますか?」


「Aは華奢だしスタイルいいからこういうの似合うんだよなー」


「?!どこ見てるんですか」



教師とは思えない発言に言い返せば、心外だと言いたげに「別によくね?」なんて言い出す。



「だって彼女なんだし、それくらい見るっしょ」


「......!」



なに、言ってるんですか。




だってこれは、ただの遊び。


バイトのことがバレないようにするための契約。



(変なこと言わないでよ、)



「照れてんの?」


「照れてないです」


「かわいくない奴だな」


「すいませんね、かわいくなくて」




そうしてやんやとプチ口論(?)を挟みつつも、水族館はやめてそのままデートをすることに。






「あのカフェ洒落てんな」

「あれ美味しいですよ」

「まじ?」

「前にお兄ちゃんが連れてってくれました。ちょっと高めですけど」

「へー、じゃ行くか」

「いいんですか?私値段とか気にせず食べますよ」

「ばーか、そんくらい払うに決まってんだろ。公務員ナメんな」






「あれやってもいいですか?」

「なに?ミニゲーム広場?」

「反射神経バトルです」

「うわうわうわ俺そういうの絶対無理、一人でやってこいよ」

「いいんですか?!やります!」

「決断はっや笑」






「先生先生」

「先生やめろって。なに?」

「あれ、食べてもいいですか」

「あー、ジェラートね。まあまあ高いな...」

「公務員なんですよね」

「うわー、せこいなお前。そういうとこだぞ」

「ご馳走になります!」

「既成事実を作ろうとすんな。まあいいけどさそれくらい」




そうしてお昼を食べてはちょっと遊んで、甘いものまで美味しくいただいた頃。

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設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太 , 宮舘涼太   
作品ジャンル:恋愛
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るな(プロフ) - 対応ありがとうございます^ ^ (3月21日 12時) (レス) id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
灯莉(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。修正致しました。 (3月21日 12時) (レス) id: 63f20e3e12 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 34ページ主の名前変更ならないです。 (3月21日 10時) (レス) @page34 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
灯莉(プロフ) - るなさん» るなさん、コメントありがとうございます。早くふたりがハッピーエンドを迎えられるようにわたしも願っております...!楽しみにしていただけたら嬉しいです。 (3月16日 6時) (レス) id: 0a43491d63 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 相手の親キモすぎ。早く報われて欲しいです。間違ってでも保護者と一夜過ごしました。とか付き合いましたとかありきたりなのやめてほしい^ ^渡辺先生がんばれ (3月14日 12時) (レス) @page24 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:灯莉 | 作成日時:2024年2月23日 22時

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