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むかしむかし、あるところに小さな村がありました。
土地に住む祟り神に謝りもせずに、山を切り開いて作った村でした。
神様は怒ります。自分の住む場所を壊された悲しみに任せて。
神様の怒りは大地を揺らし、雨を降らせ、山を崩しました。
そこで村人は、思いつきます。
神様を封じ込めてしまえばいいと。
村長は、当時村で慕われていた真面目で働き者の優しい青年を恨み、彼に蛇神様を憑依させて山に閉じ込めてしまいました。
人の身に神を降ろされた青年は苦しみます。
生贄として送られてきた少女たちは皆、その狂気に怯え死んでしまいました。
やがて青年の身体は人ならざるものへと変化し、神としての形を成してゆきました。
そしてまた、生贄として送られてきた少女と出会い、恋に落ちます。
彼女のことを守りたい。今までのように、死なせてしまいたくない。
しかし、彼女の父親は蛇神に殺されずのうのうと生きている娘への怒りを募らせていました。
自ら神の棲む山に入り、娘を殺しにきたのです。
青年は少女を守るため戦います。
そして少女を庇い、毒矢で死んでしまったそうな。
少女は彼を殺した父親を刺し、そのまま彼の亡骸を引っ張って山へと消えてゆきました。
それから先は、だあれも知らない。
めでたしめでたし。
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灯莉(プロフ) - 雪姫さん» 雪姫さん、ありがとうございます！作品にコメントをいただくのは初めてなのでとても嬉しいです。おおかみこどもの雨と雪、いいお話ですよね。そう言っていただけて光栄です...！全メンバー書く予定なのでぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。 (3月7日 22時) (
レス) id: 0a43491d63 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - めっちゃ良かったです。舘様のドラキュラ、阿部ちゃんの狼男、ひーくんの蛇神どれも良い話しでした。けど、狼男では、アニメのおおかみこどもの雨と雪、あれを、亮平君と重ね合わせ合わせて読んでしまうくらい感動しまって。もっと続きが知りたいです。待ってます。 (3月7日 18時) (レス) id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯莉 | 作成日時：2024年2月17日 16時
