幼馴染【あんスタ】

惚れ薬 ページ6

「逆先夏目くん。」
「ナニ。」
「惚れ薬をください。」
「馬鹿なノ。」
「ホント、一生のお願い。」
「それ、この前いちごミルク買ってあげた時も言ってたよネ。」
「言ってないです。」
「録音してあるヨ。」
「言いました。」









なに、阿呆なこと言ってんノ。
そう呟きながら、何やら謎の液体を混ぜる夏目くん。
どんって押したことあるけど、怒られらてホントに怖かったからそれ以来邪魔はしないようにしてる。


暫く夏目くんの実験の様子を眺めていたけど暇になる。
夏目くん、実験中はマジだから、話しかけてもあんま答えてくれないんだよね。









「惚れ薬、作れるヨ。」
「え、ホント？」
「うン。」









ビーカーを軽くシェイクしながら、夏目くんはこちらも見ずに頷く。
出来るだけ騒ぎ過ぎない程度に喜んだけど、実際問題そんなに必要ではない。
じゃぁ、頼むなって感じだよね。
仕方ないよ。真緒を振り向かせたいもん。









「サリ〜くん、それで振り向いてくれるのかナ。」
「夏目くんならお見通しだと思った」
「当たり前でショ。」
「まぁ、道具に頼るのはの○太くんだけで十分だよね。」
「作品混同はやめなさイ。」

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