【WT】額縁に白を塗って【軍パロ】

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br「んふふ、おいしい？」



『…おいしいです。私がこんなものを食べても大丈夫なのでしょうか』





そう聞くと大丈夫だって！とだけ言ってまた私の口にスプーンを近づけるぶるーく様





￣






事の発端は食べ始めにぶるーく様が放った言葉だった






br「Aちゃんは何でいつも食堂のご飯食べてるの？」



急な質問に進んでいた手が止まる





『何でと言われましても…決まっているので』



じゃあ僕のご飯食べてみる？とスプーンですくって私の前に出すぶるーく様







『いやいやいや…私には食べ難いですよ』



br「なんでよ〜」


『こちらはぶるーく様のために作られた夕食なので私が食べる訳には…』




br「じゃあその作ってもらった本人があげるって言ってるから大丈夫！」




『そういう事ではなくてですね…』





しばらく言葉の攻防戦を繰り返しているとぶるーく様から衝撃の一言が出た





br「んも〜！じゃあこれ食べるか僕の専属になるか！どっち選ぶ？」





『え？』





意味がわからない2択に頭を悩ませるどころか理解が追いつかない




br「僕的には全然後者でも良いんだけど〜、まぁAちゃんが困っちゃうよねぇ？」



大人しく食べろ、とで言うようにスプーンが前に出される






br「どっち選ぶ？」



『…分かりましたよ』




スプーンに乗っているご飯を頂く





br「んふふ、おいしい？」





満足そうに頬を緩ませながら聞かれる



『…おいしいです』







そしてこんな事になってしまった訳である



二口目、とスプーンにご飯をすくってまた前に差し出される





『もう大丈夫ですよ、というかこの食べさせられる方式嫌なのですが』





そう答えるとえ〜、と残念そうに自分でスプーンのご飯を食べるぶるーく様






br「まぁ1口食べたし！成長成長！」







なにが成長したのかよく分からないが、とりあえずやり過ごせたようで一安心だ

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