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お話をしていると時間があっという間に過ぎていて、もう時計の針は10を過ぎようとしていた
『では私はそろそろ...』
自室に戻ります、と言おうとした瞬間ぶるーく様が口を開いた
br「前から思ってたんだけどさ〜...Aちゃんって可愛いよね」
急に発された言葉に不思議に思いながもお礼を言う
br「ちゃんと家事も出来るし、字も読めるらしいじゃん？」
凄いねぇ、と言いながらもぶるーく様のさっきまで屈託のない瑠璃色の瞳は少し陰っていた
br「僕、Aちゃんの色んな1面見てみたいな」
そう言っているぶるーく様の瞳は澱んでいて、目を細めて愛しそうに私を見る
背中にぞわりと悪寒が走る
br「ね、良いかな？」
するり、と私の腰に巻き付く細長い手
咄嗟の出来事に頭が追いつかず、体が固まる
反対の手で頬を触れられ、近づいてくるぶるーく様の顔と口への違和感
キスをされたと気づくには時間がかからなかった
br「んふっ、かわい」
頬に手を添えたまま澱んだ瞳で私を見つめるぶるーく様
br「ねっ、もっと仲良くなりたいな」
良いでしょ、と意味の無い確認をしてふわっとベッドに押し倒される
br「大丈夫だから、良い子にしててね」
近づいてくるぶるーく様の手
ぞわりと背中を走る寒気に咄嗟に飛び起きる
ぶるーく様の体をぐいっと全力で押して離れた
『やだっ、』
言葉を振り絞りベッドから咄嗟に降りる
急いで扉を開けて廊下に出て自室に走った
階段をかけ上ると自室が見え、扉を開け中に勢いよく入る
バタン、と大きな音を立てて扉がしまったのを確認して少し安堵を感じた
『...っは』
やっぱり無理だ、
そういう行為をするのが私には向いていない
咄嗟に逃げてしまった、いやそれよりも押してしまった事を思い出し血の気が引く
頭に1番に浮かんだのは明日からどうしよう、という悩みだった
まだぶるーく様の専属メイドは1週間終わってないし、そもそもこの事をきんとき様に言われたら書類を取りに行った時点で私の人生は終わる
『...嫌だなぁ』
こんな所で死にたくないのだが
押し潰されそうな不安を抱えながらもベッドに潜る
今日はもう寝たい
￣
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ゆり(プロフ) - Shinoaさん» 喜んでいただけで嬉しいです〜！！頑張ります🥲💕 (2023年1月17日 22時) (
レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
Shinoa(プロフ) - すっごい好みすぎますこの作品…！✨主様のペースで応援しております！！ (2023年1月17日 22時) (レス) @page26 id: a1818f6e9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - りゅうなさん» ｴｰｯそう言っていた頂きとても嬉しいです〜！！頑張って更新していきます🙌 (2022年12月10日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
りゅうな - めっっっちゃくちゃどストライクすぎる作品です！！ほんとにこんな神作を生み出していただきありがとうございます😭更新主様のペースで応援してます！！(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年12月10日 19時) (レス) @page10 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆり | 作成日時：2022年11月23日 23時
