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馬車に揺られながら空を見つめる
曇りなんて不吉
せめて晴れててくれよ、と天気に対し語りかける
今私が向かっているのはWT城
この私が住んでいるWT国では18歳以上の女性が1年に１回に10人程度が送られる
昔は3年に1回だったが、今は6人の幹部様たちが毎日のようにメイドを処分していき常に人手不足だそう
おかげで悪い噂は後を絶たない
選ばれた10人は生きて帰れないことを悟り家族と慰め合う
生憎私にはそのような家族はいないが
馬車が門の前で止まり、馬を操っていた老翁が私に話しかけてきた
｢ここで待っておくといい、迎えが来るらしい｣
そう言われ馬車から降りるよう促される
『ありがとうございました』
そう言いながら軽くお辞儀をすると頑張れよ、と言って馬車を走らせていった
門の前で言われるがまま待っていると奥から歩いてくる女性が見える
黒いメイド服に身を包み、気品さを纏っている彼女はきっと上級の人なんだろう
｢えらい早かったわね、家族への挨拶はしたの？｣
私が来た速さに少し驚きながら、聞かれる
『そのような相手はおりませんので』
そう言うと少し目を開いてそう、とだけ呟くように言った
｢早速部屋に案内するわ、着いてきて｣
少し早歩きな歩幅に合わせる
城の中は清潔そのもので掃除の後だからか、アルコールの匂いが鼻についた
｢ここよ｣
そう言われ入ったのは1人にしてはちょうどいい大きさの部屋だった
｢クローゼットにメイド服、ドレッサーにリボンがあるからそれを身に付けて待っていてちょうだい｣
分かりました、と言うと女性は扉を閉めてどこかへ行った
クローゼットを開けるとロングスカートに白いフリルが着いている、いわるゆメイド服を取り出す
服を着てドレッサー前に座る
白いリボンで髪を結び、荷物を片付ける
本当はここに来られるのは貴族だけ、来られるというか来させられると言った方が正しい
私はただの平民。
だが字が読める、書けるだけでここにすぐ送られた
小さい頃によく本を読んでいたからだろう
その影響で、大人になった時に字を読んだり書いたりすることが出来るようになっていた
貴族でない私がここにいるのは少し不安だがやっていくしかない
大丈夫だろうか
不安だけが募る
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ゆり(プロフ) - Shinoaさん» 喜んでいただけで嬉しいです〜！！頑張ります🥲💕 (2023年1月17日 22時) (
レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
Shinoa(プロフ) - すっごい好みすぎますこの作品…！✨主様のペースで応援しております！！ (2023年1月17日 22時) (レス) @page26 id: a1818f6e9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - りゅうなさん» ｴｰｯそう言っていた頂きとても嬉しいです〜！！頑張って更新していきます🙌 (2022年12月10日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
りゅうな - めっっっちゃくちゃどストライクすぎる作品です！！ほんとにこんな神作を生み出していただきありがとうございます😭更新主様のペースで応援してます！！(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年12月10日 19時) (レス) @page10 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆり | 作成日時：2022年11月23日 23時
