【ヒプノシスマイク】1.社畜の私にはあんたらに構ってる暇はない

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銃兎side



理鶯｢…すまない｣

｢なにがですか？｣

理鶯｢小官達はいるべきではなかった。
やはり今から2人で｣
｢大丈夫です。別になんとも思ってません｣

理鶯｢銃兎…｣


自分でも拗ねる子供みたいでイライラする。

頭を冷やそうとワインを一気に飲む。
ふと、視線を感じてその方向を見ると言い争っていた左馬刻がじっとこっちを見ていた。


そして俺の顔を見てニヤリと笑って、奪ってみろよポリ公、と口パクで言う。

チッ…！どいつもこいつも面倒臭い奴ばっかだな…！！


｢A｣

『銃兎さん！私の料理おいしっ！？』


こっちに気が付き駆け寄ってくるAの腕を引っ張りキスをする。


『っ、銃兎さん！？あの、左馬刻と理鶯さんがいるから…』

｢だから？｣

なるべく優しく問いかけて見ると、顔を真っ赤にして俯く。

あぁ、そうゆうところがそそるんだよ。



『その、あの…流石に恥ずかしいです』


耳まで真っ赤にしながら顔を俺の胸に埋めてくるAの頭を撫でながら、アホ面で見ていた左馬刻に一言言う。



｢奪うんならちゃんと奪えよバーカ｣


あ、あと俺達が今からすること見ててもいいぞ。


と付け足すと、顳顬に青筋を立てる左馬刻。


はっ、馬鹿が。そもそも奪えてねぇんだよ。



理鶯｢邪魔になるようだから小官達は帰ることにする。
今度はちゃんと祝わせてくれ。｣

左馬刻｢おい理鶯離せ！！あのウサポリ公を一発やらねぇと俺様の気が済まねぇ！｣


わーぎゃーと騒ぎ立てる左馬刻を理鶯が引きずって出ていく。



｢ふぅ…行きましたよ｣


さてと。邪魔者は去っていったことだ。




今から思う存分楽しませてもらうとするか。


『あ、の…左馬刻と理鶯さん帰っても良かったんですか？』



｢…じゃあAは今からすること2人に見られてて良かったのか？

とんだ変態だな｣


わざと少し意地悪に言ってみると焦ったように服を掴みながら慌てる。

『ち、違うくて…！！っていうかこれからすることって…！！』


全く。何を想像してるんだか。
よく分からない唸り声を上げてぐりぐりと頭を埋めてくる。



｢嫌でしたか？
まぁ私よりも左馬刻の方がいいみたいなので仕方ありませんか｣

『じ、銃兎さんもしかして、怒ってます？』


｢いえ？別に怒ってませんよ？｣

『嘘だぁ…だって敬語だもん…』


勿論嘘だ。放っておかれて気分がいい奴はいない。




｢少しでも反省してるのなら、態度で示して貰わないといけませんね？｣

夜はまだまだこれからだ。たっぷりプレゼントはもらうとしよう。

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