彼女の内側の秘密 (ページ7)

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6話ページ7

「ぷはー、食った食ったぁー！」

部屋に戻って風呂の準備をしている俺と太一。

「おい、もう風呂行くぞ。」

「ういー。」

二人で大浴場に続く廊下を歩く。
そして曲がり角を曲がろうとした。

「「わっ/ ひゃっ！」」

誰かとぶつかった。

「ごめん！大丈夫か？……って下都賀？」

そこには尻もちをついて頭を抱えてる下都賀が
いた。彼女も浴場に行くのか、着替えやら
ボディーソープやらが転がっていた。

「いっててて…って白布くん？」

「ごめん下都賀！拾うよ。」

「‼ ……いや、大丈夫だよ！これぐらい！」

下都賀はせっせと荷物をまとめた。

「ふぅ……。」

「下都賀さんもこれから風呂なの？」

「……う⁉ う、うん！川西くんや白布くんも？」

「そうだよー。」

「そ、そうなんだ…。それじゃ、また。」

下都賀は走り去っていった。
その後ろ姿をマジマジ見つめる川西。

「いや～。下都賀さんイイなぁ。」

「んだよ突然…。」

「んー？イイ尻してるねって。((バシッっでぇぇ⁉」

「くだらんこと言うなバカ西。行くぞ。」

今回川西のケツを何回蹴っただろうか…。
俺たちは再び風呂へと向かった。

薄暗い道の中、何か布のようなものがあった。

「……？……え、なんだこれ……。」

彼女の秘密を知るまで、あと0時間0分。