彼女の内側の秘密 (ページ29)

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27話ページ29

「あ、もう5時か。そろそろ帰ろうかな。」

「そう？じゃあ、下まで送ってくね。」

下都賀は下の階までついてきてくれた。
そして、玄関なう。

「お邪魔しました。」

「うん、また……遊びに来てよ。」

「うん。近々また来るよ。」

「今度はランジェリーより良いもの見せるよ。」

「じゃあ、明日。」

「だめ。」

そう言い合って笑いあった俺たち。
もう日が暮れそうなうちに俺は寮まで戻ろうと……

「((ﾄﾞﾝｯいって……あ、すいませ…。」

「アァん？誰だオマエ…。」

「え？」

そこには、耳にピアスを何個も開けたヤクザの
ような男が立っていた。俺はゾッとした。
しかも……若干腕にタトゥーいれてるし…。

「ｹﾞｯ(ﾟoﾟ;;」

「え⁉ 」

下都賀が突然叫んだ。女子が出す声じゃ無いな。

「こ、こーた…。」

「え⁉ 」

な、なんなんだ下都賀⁉
こいつとなんか知り合いなのか⁉

「おうテメェ…。何俺の妹をジロジロ見てんだ
このヤロォ……！ぁあ⁉ 」

「へ？」

「っ！白布くんは私の友達だよ！！」

「へっ////// 」

「テメェ！なにニヤニヤしてやがる！」

「洸汰！やめてっていってんでしょ‼ 」

俺は下都賀の兄であろうその男に胸ぐらを
掴まれているが、そんなことどうでもよかった。

「……(友達////// )」