彼女の内側の秘密 (ページ20)

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18話ページ20

翌朝。合宿最終日。

「………あ。」

「………あ。」

朝からばったり……。

「おはよ、下都賀。」

「うん。白布くんもおはよう。
朝食の準備もうできたから2年の人たちにも
言っててくれる？」

「うん。おつかれ。」

「ありがと。」

下都賀は俺たちよりも1時間早く起きてるんだな。
マネージャーって大変なんだな…。

俺はまだ起きていない2年を起こすことにした。

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全員を起こして、バレー部は食堂へ。

「なぁ、白布。知ってるか？」

「知らね。」

「ちょっ！まだ何にも言ってねぇよ！
いやー、昨日瀬見さんがさぁ…………」

「は？」

俺は、耳を疑った……。

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「え？バレた？」

「あぁ。俺とお前が一緒にいたってことはな。
別にお前のことがバレたってわけじゃない。」

瀬見さんは俺と下都賀(美少女版) が一緒に
いるところを目撃したらしい…。

「はぁ～、これじゃあ練習に集中できるか…。」

「……まぁ、私は困るわけじゃないし。」

「おまえ、もう髪降ろせよ……。」

「イヤだよ。暑いんだもん。」

そうしてくれないと皆が俺に疑いを持つんだよ。
だいたいあの美少女が下都賀ってことを誰もが
気づくわけじゃないんだからよ…。

もういっそのこと普段も美少女のままでいろよ。