検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:2,822 hit

10話 ページ11

「もしかして………これ下都賀の?」



俺はつい声に出してしまった。小さく
はっとしながら口を押さえたが……。
下都賀はなにも言わないままだった………。



「……嘘だよな……下都賀?」



俺は声を掛けたが、返答はない。



「………たの…。」


「へ?」


「……どこでこれを…見つけた?」



「っっっ!!!」



眼鏡越しに見えた下都賀の鋭い眼光。



「っごめん!本当に!ワザとじゃないんだ!
でも下都賀が気がすむまでなんでもするから!
だから………!!」



「………なんでも?」



「うん!なんでも…する………から。」





「じゃあ、今日のことはできれば今後触れない
ように……。あと、パンツのことも先輩たちには
秘密にして。」



「……う、うん。そもそも見たのは
俺だけだからそこは心配ないけど……。」




「……おれだけ?しんぱいない?」



「っ!ごめん。今のは……あ。




それよりお前いまパンツ穿いてんのか?」



「…………あなたなんてこと聞いてくるのよ。」



しまった…オレとしたことが。



「もしかして…穿いてない………とか。」



「っ穿いてるよ!ほら!ちゃんと‼((チラッ 」



すると下都賀は自分のジャージズボンの
ウエスト部分を下に引っ張った…。

「あ…(O_O) 」



俺はガッツリ見てしまった……。



淡いブルーのボーダー紐パンを……。




「ッッ白布くんのバカァァァァァァァァッッッ////////// 」



スパァン!と痛々しい音がこだました。
下都賀はオレの頬を叩いたあと、先ほどの黒の
紐パンを片手にその場を走っていった。




でも痛みなんて一つもなかった。ただ……









「紐パン……めっちゃエ○かった。」



その場でガッツポーズをしたおれ…。

11話→←9話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:艶女鬼花陽 | 作成日時:2018年5月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。