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sideゼン
回想
『おい出るぞ。白雪は今タンバルンの王城にいるらしい』
『えっ…何、何でさ!?こっちの王城にいるんじゃ…』
『理由までは知らん』
『なんだよ、無駄足じゃん!』
『そう言うな。もう1ついい情報が手に入った。それに急げば迎えに行きやすくなったぞ。…そっちの男は情報屋か?』
『そうじゃないけどクラリネスの王子サマに何か喋るかもね。連れてく?』
『は?!冗談じゃない。そっちが勝手に人の前で喋ったんだろ!』
そう言って巳早は海に飛び込んだらしい。
そうして巳早の昨晩の話は終わった。
「ーというわけでつまり 逃げたのは俺なんですけど、収穫はわりと…」
「タンバルンの城にいると言っていたのか!?」
「え?ええ…ほんとに隣国行ってるんですか?どーりで最近見かけないと…」
思わず巳早に掴みかかってしまったが、その情報が本当なら白雪が危ない。
「ー白雪…」
「ゼン殿下」
もう1つの情報が気になりはするが、俺は夢中でペンを走らせた。
「ここから1番近い兵の駐屯地で伝騎を手配してこれを。オビとA、2人にだ」
「はい」
「ー…待てこれも一緒に頼む」
木々に手紙とある物を頼み巳早に目を向ける。
「巳早、起きて動けるのか?」
「ええまあ」
「お前しか相手の顔を知らん。付き合ってもらうぞ」
「隣国へ?!」
俺もそうしたい所だが、1人話さなきゃいけない人がいる…
「1度城に戻ってからだ」
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はる(プロフ) - すごく面白いです!更新が楽しみですがオタクは待つのは得意な人種なので作者様の無理のないペースで頑張ってください! (2020年5月19日 7時) (レス) id: 2cc152cab9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あす | 作成日時:2019年2月13日 17時