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第1話 ページ3

A 視点


紅 「 それでさ、昨日 母さんが いつAちゃん家に来るの?ねぇ?ねぇ?ってしつこくてさー 」

A 「 はは… 紅のママめちゃくちゃ私に甘々だよね…何時も優しいし 」

紅 「 娘にもそれくらいの対応して欲しいくらい ってなんか朝から騒がしいよね 」

紅と通学中に駄弁ってれば何時の間にか着いた学校
廊下は女子が群れていてキャーキャー騒いでいる
今日から隣のクラスに転入生が来るって聞いてたけどキャーキャー騒がれるような人が来たんだ…。

A 「 転入生じゃない?私達には関係なし 」

紅 「 それもそうだよね 」

私は小さく欠伸をして教室へと入ってゆく
席に着けば鞄を枕代わりにして早速寝ようとするも
女子の甲高い声が耳に障ってなかなか眠れない
朝のチャイムが鳴っても未だに煩い女子達

紅 「 …注意してこようか、朝のチャイム鳴ってもキャーキャー騒いでたら他のクラスにも迷惑だし 」

A 「 いい、私が行く。 紅が恨まれたりしたら私どーにかなるかもしんないし 」

ゆっくり立ち上がって教室を出る間際に紅の髪を
わしゃわしゃ撫でれば 群れを作る女子達の所へ行き
ガンッ と扉を叩くようにして 笑みを向ける

A 「 チャイム鳴ってるし そろそろ席に着こうか他のクラスにも迷惑かかるよ その目障りな声 」

一気に静かになって 視線が私に向けられる
正直 ここまでは 予想していなかった
はーー、恥ずかしい なんて考えながら
教室に戻ろうとしたら 後ろから声を掛けられた

一織 「 …あの、ありがとうございます 」

A 「 … 別に 」

え○か様かよ なんて自分に突っ込んで
教室の中に入って席に着いて眠りにつこうと目を閉じる。朝からやりすぎたかな、なんて考えてれば
何時の間にか寝入ってしまっていた


先生 「 雪那はまた寝てるのか… 」

紅 「 A! A起きて!! 」

A 「 んあー… そんなにたこ焼き食べれな、って…あれ?たこ焼きは!? 」

先生 「 おーーーーー雪那ーーー、 たこ焼きは美味かったかーー? 」

A 「 ア…ハイ… 」

先生 「 そーかそーか、それはいい事だなーーー雪那お前今日放課後 隣のクラスの転入生に学校案内な 」

A 「 は!?い、異議あり!!」

先生 「 認めませーーーん 」

畜生…。やらかしてしまった
極力新入生には関わりたくなんてなかったのに
今日もまた先生とのやり取りを笑われた
でも学校案内がショックだった…

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作者名:light stone | 作成日時:2017年9月16日 3時

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