40話 ページ41
『いっやぁ、彰人くん本当にタイミングナイスだね！』
｢ちょっと待て、話が読めない。｣
『一緒にフェニランに来てくれるんでしょ？』
だってさっき暇って言ったもんね！！
っていう目で彰人くんを訴えたら。
｢は？行くわけねぇだろ。｣
....思うようにいかなかった。
『冬弥くん、彰人くんの好きな食べ物は？』
｢彰人ならお姉さんと一緒でパンケーキが好きだな。｣
こそこそ、と冬弥くんに話しかける。
そうだ、忘れてた。甘党だったな。彰人くん。
｢おい、聞こえてんぞ。｣
聞こえてても関係なし。
『奢ってあげるよ、パンケーキ。どこでも。
....やっぱりまって、どこでもは嘘。』
｢やだ。｣
『.....どこでも奢る。』
｢.........やだ。｣
いや、でも今一瞬悩んだ。ちょっとの進歩。
というかそんな顔して"やだ"ってちょっと可愛くない？
『....えっーと、あとは....』
｢彰人のことだから歌関連のこととかはどうだろうか？｣
｢おい冬弥。変なこと教えるんじゃねぇぞ。｣
それだ、
ナイス、冬弥くん！！
『パンケーキ奢るのと、一緒に歌う、これじゃダメ？！』
｢..................｣
うわ、すっごい悩んでる。もう一押し！！
『歌のことならなんでもする...！！』
｢わかった。それ条件でな。｣
『やった...！！』
半ば強制的に彰人くんを司先輩たちの所へ連れていく。
冬弥くんとは教室で別れた。
｢.....オレ、詳しいこと聞いてない。
一応.....マジで一応聞くけど、あいつらと一緒とかじゃねぇよな？｣
『あいつらって誰のことかな？』
｢分かってるだろお前.....｣
あいつらって多分司先輩たちだろう。
彰人くんはそれ聞いたら逃げる、って分かってるからわざと言わなかったんだよね。
『お待たせしましたー』
｢....おぉ！A、待っていたぞ！｣
よかった、一応約束の時間には間に合ったそう。
｢後ろにいるのは....東雲くんだね。
見る限りAくんが東雲くんを強制的に連れてきたのかな？｣
まぁそう見えるのも無理はないと思う。
だって逃げないように制服の袖掴んでるんだもん。彰人くんの。
｢....おい、A。詳しいことは先に言えっての。｣
彰人くんは諦めてくれたかな？
｢コホン、じゃあまずは自己紹介だな。｣
その時、視界から類先輩がいなくなったことに気づく。
後ろをむくと、完全に出口を塞いでしまっている類先輩。
｢フフ、今は司くんの番だよ。｣
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絵豆腐(プロフ) - 乃亜さん» ビビバスのストーリーの思いつきですｯｯ！！コメントありがとうございます！！ (2022年1月10日 22時) (
レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - こういうストーリーのやつめっさ好きですｯｯｯｯｯｯ！頑張ってください！ (2022年1月10日 18時) (レス) @page11 id: d7dcf4e20e (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐(プロフ) - 無名さんさん» コメントどうもです！そんな嬉しいこと言ってくれるなんて....ありがとうございます！！ (2022年1月10日 13時) (レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - 神作の予感…！！と言うか既に神作……！！ (2022年1月10日 4時) (レス) @page12 id: c54c5c153e (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐(プロフ) - タコここここおぉぉぉぉぉぉさん» 彰人くんかっこいいですよね！コメントありがとうございます！！もう本当に気合い入れて頑張ります！ (2022年1月5日 12時) (レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかのん x他1人 | 作成日時：2022年1月5日 0時
