11話 ページ12
杏side
歌い始めから震えた。
....さっきと、オーラが違う。
私も負けじと声を張る。
友達と歌うのは楽しい。
でも、それ以外の感情がある。
_____負けたくない
そんな負の感情が湧いてきた。
もうちょっとでサビ。
また気合を入れてサビに入る。
空気が.......変わった。
「っ！！〜〜〜〜〜〜！！」
圧倒された。
目に映るのは楽しそうな笑顔のA。
でもその顔とは裏腹に迫力のある歌声。
リズムも完璧。
なに.....これ.......
全部がA色に染まっていって。
私の歌声なんてないみたいに。
声量は同じくらいなのに、
観客の目に映って、耳に残ってるのは
Aなんだ。
そこからも、私は本気で歌った。
Aも本気、だったと思う。
楽しかったけど......負けたように悔しい。
私の相棒、こはねはまだ歌の初心者。
私は歌に結構自信がある方。
負けたことが.....初めてだった。
私がまだまだなのは分かってる。
でも、ここまで離されたら......
くやしい。
いつの間にか歌は終わってて、
Aがお礼を言ったから続けて私も。
ただただ、悔しかった。
手も足も出ないし。
「えっと、杏。ありがとね。楽しかった！」
『えっ.....あぁ、うん.....私も楽しかった、よ。』
「....みんなで集まるんでしょ？もう行った方がいいと思う。」
あ、そっか。もうそんな時間か。
もし.....Aがビビバスに入ったら、
みんな...もっとうまくなれるかな？
それか.......みんなが絶望するだけ？
でも止められなかった。
『っねぇ、A！』
急な大声にびっくりしたのか、
視線があった目は大きく開いている。
「どう、したの？」
『私と......ううん、私たちのユニットに入らない？』
「...ビビバスの？」
『うん.....A、歌うまいし、才能、あるから.....
それに、楽しそう。友達だし。』
「.....ごめん、遠慮する。私は今、1人の方がいいから。」
『っ.....そっ、か。ごめんね、急に！
今日はありがと！楽しかった！
それじゃあね！』
急いで準備して、足早にその場を去る。
....今は引こう。
絶対、諦めないから。
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絵豆腐(プロフ) - 乃亜さん» ビビバスのストーリーの思いつきですｯｯ！！コメントありがとうございます！！ (2022年1月10日 22時) (
レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - こういうストーリーのやつめっさ好きですｯｯｯｯｯｯ！頑張ってください！ (2022年1月10日 18時) (レス) @page11 id: d7dcf4e20e (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐(プロフ) - 無名さんさん» コメントどうもです！そんな嬉しいこと言ってくれるなんて....ありがとうございます！！ (2022年1月10日 13時) (レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - 神作の予感…！！と言うか既に神作……！！ (2022年1月10日 4時) (レス) @page12 id: c54c5c153e (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐(プロフ) - タコここここおぉぉぉぉぉぉさん» 彰人くんかっこいいですよね！コメントありがとうございます！！もう本当に気合い入れて頑張ります！ (2022年1月5日 12時) (レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかのん x他1人 | 作成日時：2022年1月5日 0時
