38話〜NOside〜 ページ42
船長「オオオ……冥府魔道をさまよう禍々しき怪物共よ……我が幽霊船、シーファントム号へよくぞ参った」
骸「……」
船長「我はこの船の舵を取る亡霊船長……キャプテンゴールドだ……宴まであと1時間……まずは運命を共にする同士を探したまえ……同じ刻印を授かった8人を……」
小五郎「同じ刻印?」
園子「タロットカードよ!おじさんも船に乗った時に貰ったでしょ?きっと、同じカードを貰った人とチームを組んで、ゲームか何かやるんじゃない?」
小五郎「あぁ……このXVって書いてある山羊のカードか……」
骸(なるほど……都合が良いですね)フッ
小五郎「んじゃオレは山羊さんチームってか?」
メデューサ「山羊じゃなくってよ……XVは15で、カード名は『THE DEVIL』……悪魔よ」
小五郎「あ、そうっスか……」
メデューサ「それに、チームに分けたのは、ただゲームをするためだけじゃないわ……」
園子「え?」
メデューサ「このパーティーは映画のオーディションも兼ねているのよ……」
園子「オーディション?」
メデューサ「知ってるでしょ?毎年やってる『亡霊船長の航海記』っていう映画……」
小五郎「あぁ……悪い事をした人間の所に怪物がうじゃうじゃ乗った幽霊船がやって来るっていうお化け映画ですな!」
園子「じゃあ、上手くすれば私もあの映画に出られるの?」
メデューサ「えぇ……このパーティーは今年で4回目らしいけど……毎年、この中に映画スタッフが混ざっていて、じっくり審査してるみたいよ……」
園子「へ〜……」
小五郎「なるほど……人気のある怪物は重複するから、チームに分けて選びやすくしてるって訳か……」
メデューサ「だからみんな自分をアピールしてるでしょ?」
月に向かって吠える狼男……
狼男「アォォオオオン!!!」
ロボットのようなパントマイムをするフランケン……
フランケン「……」ギギッ……
何を聞かれても沈黙を守り通すミイラ男……
ミイラ男「……」
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タンゴ(プロフ) - 時雨さん» リル『ご閲覧&コメントありがとうございます(*´∀`)これからもがんばりますのでよろしくお願いいたします(*・∀・*)ノ』 (2017年1月24日 20時) (レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主くんの過去が酷かった。頑張って!続き楽しみに待ってます (2017年1月22日 16時) (レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンゴ | 作成日時:2016年12月28日 19時