15話 ページ19
小五郎「……お、おい」
A「あの人が僕を虐待してた事、叔父さん達なら知ってるよね?あの人……お金が欲しかったから僕を売ったんだ、外国に」フッ
園子「そ、それって……人身売買じゃ……?」
A「そうだよ……外国に行かされて、闇オークションに出品されて……僕は道具として扱われたんだ」
『随分酷い事をされたけど命だけはとられなかったよ』と乾いた笑みを浮かべると皆、固まっていた
……当然か
A「飽きたらすぐに転売されて……そんな生活が1年くらい続いた頃、僕を高値で買ってくれた人がいたんだ」
そう……それが……僕のお父さん
A「何でも、青い目が気に入ったんだってさ……その人に連れられて僕ね、1ヶ月位孤児院に居たんだ……何でも戸籍とか手に入れる為だって」
A「その人の家に行ってからは別の意味で大変だったよ!!場所がイタリアでね、イタリア語や他の国の言葉を覚えたり勉強ばっかり!!ほとんど勉強してたな〜」アハハ
あそこに行ったばかりの事を思い出してつい笑ってしまう……確かに勉強は厳しかったけどそれ以上に不器用な愛情を沢山くれた
A「その人の為になりたくて僕も仕事の手伝いしてたんだ……いらないって言ったのにちゃんとお給料をくれたし美味しい料理も毎日作ってくれた」
だからね……
A「僕もう大丈夫だよ……ちゃんと愛されてるし、元気にしてる……だから……心配しないで」ニコッ
僕なんかの為に泣かないで……?
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タンゴ(プロフ) - 時雨さん» リル『ご閲覧&コメントありがとうございます(*´∀`)これからもがんばりますのでよろしくお願いいたします(*・∀・*)ノ』 (2017年1月24日 20時) (レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主くんの過去が酷かった。頑張って!続き楽しみに待ってます (2017年1月22日 16時) (レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンゴ | 作成日時:2016年12月28日 19時