チート少女は轟くんと爆豪くんのお気に入り2 (ページ9)

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ワンワンページ9

面構「ヒーロー殺しだが…火傷に骨折となかなかの重症で現在治療中だワン。超常黎明期…警察は統率と規格を重要視し、“個性”を“武”に用いない事とした。そしてヒーローはその“穴”を埋める形で台頭してきた職だワン。」

長々と語る面構さん。要するは「どんな理由であろうと、資格未取得者が勝手に個性で危害を加えたら規則違反だ」らしい。

面構「君たち四名及びプロヒーローエンデヴァー、マニュアル、グラントリノ。この七名には厳正な処分が下されなければならない。」

轟「待って下さいよ。飯田が動いてなきゃ“ネイティヴ”さんが殺されてた。緑谷が来なけりゃ二人は殺されてた。誰もヒーロー殺しの出現に気付いてなかったんですよ。」

「…焦凍。」

何を言っても止められないだろう。芯が通ってるから言いたいことは言い切るし、怒ったら止められない。

轟「規則守って見殺しにするべきだったって?!」

面構「結果オーライであれば規則などウヤムヤで良いと？」

轟「─…人をっ…救けるのがヒーローの仕事だろ」

面構「だから…君は“卵”だまったく…良い教育をしてるワンね雄英も…エンデヴァーも」

エンデヴァーさんの名前は…

轟「この犬──…」

飯田「やめたまえもっともな話だ!!」

グラン「まァ…話は最後まで聞け」

面構さん曰く、それが警察としての意見で、処分は公表すればの話らしい。公表すれば褒め称えられるが処分される。公表しなければエンデヴァーさんを功労者として擁立し、処分は間逃れることができるそうだ。

そしてこう続けた。

面構「だが君たちの英断と功績も誰にも知られることはない。どっちがいい!?一人の人間としては…前途ある若者の“偉大な過ち”にケチをつけさせたくないんだワン!?」

四人「よろしく…お願いします」

面構「大人のズルで君たちが受けていたであろう賞賛の声はなくなってしまうが…せめて共に平和を守る人間として…ありがとう！」

先に言って下さいよ…とボヤく焦凍。

いい人で良かった