チート少女は轟くんと爆豪くんのお気に入り2 (ページ7)

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ヒーロー殺しページ7

「出久っ！！！」

飯田「緑谷くん!!」

ヒーロー「やられて逃げてきたのか！」

やばい！

個性で固定する。

「い、今下ろします！」

その瞬間、ヒーロー殺しがヒーローの頬についた脳無の血を舐め取り、脳無の動きが止まった。

でもここで解除してしまったら出久が落ちてしまう。

するとヒーロー殺しが飛ぶので、脳無にかけた個性を解除する。

ヒーロー殺しは脳無の脳を刺して、出久を抱えて着地した。

ヒーロー殺し「偽者が蔓延るこの社会も徒に“力”を振りまく犯罪者も粛清対象だ…ハァ…ハァ…全ては正しき社会の為に」

ヒーロー「助けた…!?」

ヒーロー「バカ人質とったんだ｣

ヒーロー｢躊躇なく人殺しやがったぜ。」

ヒーロー「いいから戦闘態勢とれ！とりあえず！」

エンデヴァー「何故一カタマリでつっ立っている!!?」

「ヒーロー殺しは。…出久を殺さない。」

エンデヴァー「そっちに1人逃げたハズだが!!?」

ヒーロー殺し「エンデヴァー…」

エンデヴァー「ヒーロー殺し────!!!」

ヒーロー殺しを倒そうとするエンデヴァーさんをグラントリノさんが止める。

ヒーロー殺し「贋物…正さねば──…誰かが血に染まらねば…！“英雄”を取り戻さねば!!来い、来てみろ贋物ども」

すごい気迫でゾクゾクする。

ヒーロー殺し「俺を殺していいのは本物の英雄だけだ!!」

すっごい…！

「あ、気絶してるねぇ…？」

みんな腰が立たず尻もちをつく。

ヒーロー殺しに付けられた傷は何が付着しているか分からないのでそのままにしておくように言われた。

私達は病院に運ばれた。

四人で同じ部屋だった。

塚内「ごめん、世羅さんは部屋別にわけた方が良かったかな！？」

「いや、全然大丈夫ですよ！賑やかで楽しい！」

塚内「そうか、それは良かった。」

私のは入口に近いベッドらしい。

飯田「む、世羅くんは個室かと思っていたぞ。」

「あ、嫌？」

飯田「ま、まさか！意外だっただけだ！」

「あぁ、良かったぁ！」

緑谷「Aちゃんはどこ怪我したの？」

「ここ。と、ここ。」

そう言って私は二の腕の辺りと頬を指差した。

緑谷「顔…綺麗に治るといいね！」

「んー、そだね！」

頬にはガーゼ、二の腕には包帯が巻かれている。

やはり飯田くんが一番重症だった。