はよ寝なさい ページ43
轟「さようでございましたか。申し訳ございませんでした。」
そう言うと焦凍は今度は
鼻先、両頬、瞼、首、耳、そして何故か左手の薬指にキスをした。(←彼女は天然です。)
「うわぁ、サービスですかー？昔お兄ちゃんとお姉ちゃんともおまじないって言ってたくさんやったね、懐かしい！」
轟「それとは違うやつ。これは。…ご満足していただけましたか？」
「？…90点！」
轟「90点…。何がダメだった？」
「多い！」
轟「そうか…？俺はキス魔なのか？」
「？なにそれ？」
轟「いや、なんでもねぇ。おやすみA。」
「おやすみ、焦凍。」
すぐ寝てしまった。
ｺﾝｺﾝと扉をノックする音が聞こえる。
「ふぁ、」
もそもそと布団から出て襖を開ける。
冬美「あら、Aちゃんおはよう。よく寝れた？」
「おはようお姉ちゃん。よく寝た…。｣
冬美「それはよかった…って、あんたたち本当に布団くっつけて寝たのね！」
「うん、昔もみんなで布団くっつけて寝たね。」
冬美「そうだったね、懐かしい！…あ、焦凍！朝だよ、起きなさい！」
轟「…ん。ぉはよう姉さん、A。」
「おはよ。」
冬美「おはよう、ご飯出来てるから食べちゃって！」
「「はーい。」」
ダイニングでお姉ちゃんの作ったご飯を食べる。
「おいしい。」
冬美「良かった！たくさん食べてね！」
「うん！」
モグモグと出された料理をすべて食べる。
「ごちそうさまでしたー！」
轟「俺も。ごちそうさま。」
焦凍の部屋に戻り着替える。
轟「俺はそこの部屋で着替える。終わったら教えてくれ。」
「うん、わかった！」
ブラウスはお姉ちゃんが洗って乾かしておいてくれたようで、焦凍と同じ匂いがする。
ていうか一日居ただけであらゆるものが轟家の和風な香りになっていた。
すべて着替え終わり、焦凍を呼ぶ。
「焦凍、終わった。」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
轟「おう。」
「ねぇ、焦凍と同じ匂いなの。ほら。」
轟「どれ…」
そう言うと後ろから抱きつかれる。
「わ！」
首の辺りをスーンと嗅がれる。
「くすぐった！い！」
バタバタと腕の中で暴れると更に強く抱き締められて、足がつかない。
「ふあああ！ちょ、やめてぇ！www」
轟「なぁ…同じ匂いって…すっげぇいい。夫婦みてぇで。そう思わねえか？」
「えっ、夫婦？え、ちょっとよくわかんないよ焦凍。」
冬美「何してるのー？遅れるよー！」
轟「分かってる姉さん。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねんねん(プロフ) - みろくさん» そう言って頂けるととても嬉しいです！ありがとうございます(*´ω｀*) (2017年11月2日 17時) (
レス) id: bd74955aa5 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 全然大丈夫です！面白いので！ (2017年11月2日 17時) (レス) id: 4e2ae04d02 (このIDを非表示/違反報告)
ねんねん(プロフ) - みろくさん» ミスだらけで申し訳ないです、そちらの方も修正しておきます！御指摘ありがとうございます！o(_ _)o (2017年10月29日 17時) (レス) id: bd74955aa5 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - あと怒るかっちゃんの「ハンソーロボ」ですよー。ソがゾになってました (2017年10月29日 16時) (レス) id: 4e2ae04d02 (このIDを非表示/違反報告)
ねんねん(プロフ) - みろくさん» わざわざ教えて頂きありがとうございます！修正しておきますね！ (2017年10月29日 16時) (レス) id: bd74955aa5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねんねん | 作成日時：2017年8月25日 13時
