片想いくらいが丁度いい 2 (ページ7)

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57.最後にするページ7

SM「なぁ…ヒョンにいわなくていいのかなぁ…」

YN「Aは幸せなんだよね…」

SM「えっ？」

YN「Aはウォヌオッパと一緒に居たら幸せなんだよね？」

SM「じゃないと困る…」

YN「Aが幸せならいい…」

SM「でも…ヒョンはまだAを」

YN「だから何？スニョンオッパは自分の意思でAを手放したんだよ。俺は彼氏だよって言えたはずなのに手放したんだよ。Aの中にオッパは存在しない。Aが大好きだったオッパは居ないんだよ…今はただの友達でしかない。あたしは…ふたりを応援したい」

SM「僕だって…Aの幸せを願ってる…これ以上傷つかないで欲しい」

YN「ソクミンオッパ。Aの幸せだけ考えよ。この先何があってもAの幸せだけを祈ろっ」

SM「……うん」

急いでケチャップを買って帰る
アパートの前に見知った人影があった

YN「…スニョンオッパ？」

SM「えっ？」

YN「あれ、スニョンオッパじゃない？」

SM「ほんとだっ!!ヒョン!!」

SN「…おぅっ」

YN「どうしたの？入らないの？」

SN「…うん。これ皆で食べてっ。渡しに来ただけなんだ」

SM「ヒョン…」

YN「スニョンオッパ…Aに会わなくていいの？」

SN「…Aが幸せならいい。俺はそばに居たいけど…そばに居たら辛くて…」

SM「ヒョン…。」

YN「スニョンオッパ。A…ウォヌオッパと付き合ってるって」

SN「…えっ」

YN「今日、ウォヌオッパが告白したみたい」

SN「…そう…やっぱり付き合ったんだな…」

SM「ヒョン気が付いてたの？」

SN「ウォヌがAを好きなのは前からだし、Aも好きなのかもって思ってたから…」

YN「オッパ…大丈夫？」

SN「…あぁ。俺…Aに会うの最後にする…今日で最後にするよ…」

スニョンオッパは胸が痛くなるくらい切ない顔でそう言った

オッパも辛いよね…
いっぱい責めてしまった事を申し訳なく思った
Aを守る正義感だけだった行動が全て変えてしまうなんて思いもしなかっただろう

でもオッパ…
あたしは…Aの幸せだけ願う事にしたから
オッパが苦しくても辛くても何も出来ない…
ごめんね…ごめんなさい…